• 2019年 10月 15日

ポグバが表紙の今号は「世代」に着目!WSD2015.3.5レビュー

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ワールドサッカーダイジェスト WSD2015.3.5レビュー

今回はジェネレーション百科という立てつけで、〇〇年生まれという区分で選手を分類するという、いわゆる隙間企画のワールドサッカーダイジェスト(WSD)2015.03.05のレビューです。チャンピオンズリーグが再開しそのうち4試合が終わった状態で、締め切りの関係でチャンピオンズリーグについてはかけないという事情を考えると、そういった特集になるのはやむを得ないのでしょう。

しかし、特集以外は注目記事が満載です。おなじみミラン戦記以外にも、ドイツのGK事情の現地レポート、冬の移籍の総括記事・裏側記事と充実の内容です。インタビューもアグエロ、ヴェラッティ、イカルディ、クアドラード、ハリー=ケインに加え、何とマッツァーリのインタビューもあります。特集以外は必見です。

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 最新ジェネレーション百科

1年に1回か2回ある隙間企画です。そもそも〇〇年生まれで選手を区分する意味が全く分かりません。早く引退する選手もいれば、長くやる選手もいますし、21歳も22歳も若手には違いないので、ざっくりした年齢で分けるならまだしも、黄金世代と銘打って取り上げても意味のある分類では内容に思います。特に欧州サッカーの場合はドラフトがあるわけではないので、プロで何年の経験を積んでいるのかという基準にすることも出来ません。

具体的に言えば、ネイマールとゲッツェとイスコが同い年なのですが、だからといって1年生まれがずれているポグバを別のくくりで分類しても新しい発見があるわけでもないということです。

特集の中で若干気になったのは、インテルとリバプールがメガクラブ扱いになっていて、トットナムは中堅クラブ扱いになっていたのですが、選手層を考えるとちょっと微妙な部分があるように思います。勿論歴史を考えればその通りなのですが、特に今のインテルをビッグクラブと言えるのかというのはかなり疑問です。正直この特集企画は微妙な内容だったように思います。

インタビュー:イカルディ、ヴェラッティ、ハリー=ケイン、マッツァーリ

何故かハリー=ケインのインタビューは白黒ページです。今をときめく、プレミアリーグのライジングスターがこの扱いなのは衝撃です。正直イカルディとは逆で良いと思うのですが。マキシ=ロドリゲスとの不倫騒動が、イカルディのネームバリューになっているということなのでしょうか。確かにハリー=ケインのインタビューは優等生的な内容で、イカルディのインタビュー程刺激的な内容ではありませんでした。

インタビュー内容が抜群に面白かったのは、ヴェラッティとマッツァーリでしょう。前者は陽気なヴェラッティの性格が良く出ていましたし、後者はマッツァーリの苛立ちとプライドを感じさせるものでした。

ヴェラッティのインタビューは、インタビュアーが旧知の仲だったのか、ずいぶんフレンドリーで本音も見える内容になっています。特にヴェラッティの中盤でのボールロストやパスミスを何度も取り上げています。それに対してヴェラッティも「PSGが負けるとパリに住む人たちの機嫌が悪くなってしまうってことを、忘れてしまう時があるんだよね」と怒った様子もまったくありません。

PSGの中でのイブラヒモビッチの立ち位置や、本人の移籍希望など、他にもかなり踏み込んだ内容になっています。ここまで突っ込んだ話が聞けるインタビューというのはそれほど多くないと思いますので、一読の価値がある内容だと思います。

マッザーリのインタビューは、今のマッザーリの立場を考えれば当然ですが、かなりシビアな内容になっています。データをもとに自分の解任の不当性を訴える姿は、マッザーリの高いプライドを感じさせるものです。興味深いのは4-3-2-1の導入を予定していたという点でしょうか。3バックをベースとした戦い方を説くとしているマッザーリがこういった戦い方を準備していたというのは、少し意外です。

最後に代表監督についての質問がありましたが、こういう質問を見るとつい、現在空席の日本代表の監督をしてくれないかと期待してしまいます。勿論難しいとは思うのですが、期待するぐらいは自由ですので。

GK大国の真実

国際コーチ会議で報告された内容を元に、GKの役割や未来について述べられているレポートです。また、次々と世界レベルのGKを輩出しているドイツの育成体制についても触れられています。

中でも興味を引かれたのが、リベロ的なプレイスタイルを評価しがちな点について、継承を鳴らしている点です。現在押しも押されぬ世界No1キーパーといえば、バイエルンのノイアーです。そのノイアーのプレイを元に、アグレッシブな飛び出しを、無条件で是とすることは誤りであるという点が指摘されています。

補足:ちなみに当ブログでも「ノイアーに学ぶ現代のGKに求められる3つの力」という指摘そのままの記事を公開しています(笑)

また、1977年のGKのプレイと2014年のGKのプレイを比較して、それほど大きく変わっていないということをデータを基に指摘しています。現代的なGKという言葉に過剰に反応してしまうことは、間違いであるということです。

GKにとって大切なのは、相手にゴールを許す可能性を低くするための法則や理論をしっかりと見につけて、状況に合わせてその通りの行動をとる事だと定義しています。

そういったGK理論の浸透のために、ドイツではGKコーチ専門のライセンスが存在しています。GKという特殊なポジションの選手を育てるためには、専門性が求められるのは当然です。ドイツではGKのための理論を系統立てて、末端にまで浸透させているということが分かります。

ドイツからはこれからも良いGKが次々と排出されることになるでしょう。他国もこれに続くことで、優れたGKが次々と生まれることになるかもしれません。

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画像:ワールドサッカーダイジェスト 2015年 3/5 号(日本スポ-ツ企画出版社)

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3 Comments

  1. 中長期でのクラブ強化を考える。WSD2015.03.19レビュー | FCクロコダイル
    2015年3月20日 at 8:34 AM 返信

    […] ポグバが表紙の今号は「世代」に着目!WSD2015.3.5レビュー […]

  2. パサー考察&みんな大好きポグバも特集!WSD2015.04.02レビュー | FCクロコダイル
    2015年3月27日 at 12:55 PM 返信

    […] ポグバが表紙の今号は「世代」に着目!WSD2015.3.5レビュー […]

  3. ポグバは残留か、移籍か…WSD2015.05.21レビュー | FCクロコダイル
    2015年5月13日 at 10:54 AM 返信

    […] ポグバが表紙の今号は「世代」に着目!WSD2015.3.5レビュー […]