• 2018年 9月 19日

ビッグクラブの存在価値と条件

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ここ数年、群雄割拠の体をなしていたJリーグですが、昨シーズンは気が付くとガンバ大阪、浦和レッズ、鹿島アントラーズの3強が上位を占める形となり、結果的にはガンバ大阪の3冠に終わりました。しかし、日本では人気・実力ともに他のクラブを圧倒する、いわゆるビッグクラブはまだ存在しないといっても良いでしょう。そこで、これからの日本サッカーが発展していく上で欠かせないビッグクラブの存在価値とその条件について考えていきます。

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 ビッグクラブが存在するメリット(1)

ビッグクラブと言うと、あなたはどんなクラブを思い浮かべますか?ドイツならバイエルン・ミュンヘン、スペインならバルセロナとレアル・マドリー、イングランドではマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーと言ったところでしょうか。

では、こういったクラブが国内リーグにあるとどんなメリットがあるのでしょうか?まず各ポジションに代表クラスのスター選手が集まり常勝軍団として勝つことで国内でのサッカーに対する注目度が高まることが考えられます。日本の場合、野球という国民的プロスポーツがあるので、この点はJリーグの魅力を知ってもらう上で大いに期待できます。

また、そこでプレーすることがステータスとなるようなクラブが国内リーグに存在することで、子供や若手の選手たちのとって身近な目標となり、そのモチベーションが国内のサッカーのレベルを底上げすることとなります。

 ビッグクラブが存在するメリット(2)

さらに、ビッグクラブ同士の対戦は興行として最高のコンテンツとなりますし、ビッグクラブと他のクラブのカードでは、相手クラブのサポーターも熱が入り観客動員数の増加も見込めます。事実、Jリーグ西の雄と言われてきたガンバ大阪が昨シーズンJ2でアウェーを戦ったときは、各スタジアムで観客動員数記録を塗り替えるほどの効果がありました。

そして、最後に挙げたいのが日本代表に対するメリットです。代表選手や候補選手が同じ所属クラブでプレーをすることで、代表召集の際、チームとしての仕上がりを早めることが可能になると期待できます。世界に通用する代表チームを作り上げるのはそう簡単なことではありません。ですから、強豪国と対等に戦うためには日々の準備が大きな鍵となるはずです。

 ビッグクラブになるためには

では、そんなクラブを作るために必要なものや条件とはどういったものでしょうか?まずは、何と言っても必要となってくるのは経済・財政面の強さでしょう。スター選手や外国人助っ人を獲得するための資金や年俸といった人件費はビッグクラブにおいては非常に重要になってきます。

次に、条件として熱狂的なサポーターと彼らを迎い入れる魅力的なスタジアムの存在です。世界中のどのビッグクラブを見ても、実力だけでなくその人気も凄まじいものがあります。彼らがクラブを育てていると言っても過言ではありません。何世代にも渡ってそのクラブを愛してくれるようなファン・サポーターの存在は絶対条件と言っても良いでしょう。

そして、忘れてはならないのが、スター選手たちをまとめる名将と彼をクラブに招き入れる賢い球団フロントです。現場の第一線での采配が託される監督のチームへの影響力は言うまでもありませんが、その監督人事を一任されるフロントの重要性はクラブの命運を左右しかねないほどであります。時に、クラブを地獄へ誘いかねない事態を引き起こすこともあるのです。常勝軍団であるためには、クラブを正しい方向へ導くための英断ができるフロントが必要だということを忘れてはいけません。

何を以て日本サッカーの発展と見做すべきか、色々な意見があると思います。国内リーグがガラパゴス化し、その中でハイレベルな戦いを楽しむというのもあるでしょう。しかし、代表チームが他国に勝つことを日本サッカーの発展と定義するのであっても、代表チームだけを考えるのではなく、国内リーグの在り方・位置付けから議論する必要があるでしょう。その上で、Jリーグでのビッグクラブ出現は大いに歓迎すべきではないでしょうか。

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