• 2017年 3月 27日

あのチームは今。リーズ・ユナイテッド編

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Leeds United - North Wales Whites
あの人は今、という番組があります。昔活躍した芸能人やスポーツ選手のその後を取材したもので、当時とは全く違う今の姿に衝撃を覚えることも少なくありません。

フットボールの世界でもそれは同じ。かつては強豪と言われたチームも今では下部リーグで苦しんでいるケースは多いですよね。なんとかあの頃に戻って欲しい。そんな願いも込めて、今回はプレミアリーグでかつて活躍したチーム、リーズ・ユナイテッドをご紹介したいと思います。

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プレミアリーグの「ユナイテッド」といえばこのチームのこと

アラン・スミス、ハリー・キーウェル、リオ・ファーディナンド、リー・ボウヤーも加えましょうか。これらの名前を聞いてピンときた方はかなりのプレミアファンです。

彼らは所属したチーム、リーズ・ユナイテッドAFCは、愛称は「ホワイツ」「ユナイテッド」として親しまれています。マンチェスターでもなく、ニューカッスルでもありません。ユナイテッドと言えばこのリーズのこと。現在のプレミアリーグになる前に、最後にリーグ優勝した名門チームです。1990年代後半にはデイヴィッド・オレアリー監督のもと、先ほどの選手たちを中心に「ヤング・リーズ」としてリーグを席巻しました。

チャンピオンズ・リーグではベスト4にも進出。ロビー・キーンやポール・ロビンソン、マーク・ビドゥカもいましたね。クセのある選手ばかりでしたが、試合ではチーム全員が闘志を前面に押し出すアツい試合が多かったです。

また、リーズは「ヨークシャーの誇り」と言われるほどヨークシャー地方を代表するチームなので、アウェイで大暴れしたり、ファンも熱狂的で有名でした。相手サポーターのバスをボコボコにしたり、ファンというよりもフーリガン。色々すごいチームでした。

プレミアの強豪から3部の弱小チームへ

しかしチャンピオンズリーグなどの分配金を当てにして無理な大型補強を繰り返した結果、財政難に。借金を返すために主力選手・若手有望選手を次々に売りまくり、その結果戦力が大幅に低下。当然プレミアでは勝負にならず2003-2004シーズンにチャンピオンシップ(2部に相当)に降格。結局再建を目指しものチームが破産し、2007-2008シーズンにはなんとリーグ1(3部)まで降格しました。

もう、不幸の連鎖がすごすぎて涙も出ません。ヨークシャーの誇りはボロボロです。3年後にはなんとかチャンピオンシップに昇格しましたが、その後も長く財政難に苦しめられました。

名門復活か!?しかしまたしても…

捨てる神あれば拾う神あり。低迷を続けるリーズユナイテッドでしたが、2014年セリエAのカリアリを所有していたイタリア人の富豪、マッシモ・チェリーノ氏がクラブを買収しました。その額は69億円。大金ではありますが、かつての名門にしては安く、衝撃的なニュースでした。ちなみに日本のプロ野球の横浜ベイスターズは65億円でTBSからDeNAに買収されていることを考えると、いまいちお得なのか判断がつかなくなりますが…。

ファンや、関係者が「これで財政難から開放される!」「プレミア昇格ももうすぐだ!」と期待に胸をふくらましていたのも束の間、先日チェリーノ氏のイタリアでの脱税疑惑のため、チャンピオンシップからオーナー権を剥奪されてしまいました。異議を申し立てましたが19日に棄却。これにより3月18日までにチームを売却しなければなりません。どこまでもついてないリーズは今後どうなるのでしょうか。

プレミア復帰への道のりは遠い

クラブのゴタゴタが影響してか、現在はピッチでもぱっとしません。2015年1月末の順位は24チーム中20位。昇格プレーオフ圏まで15ポイントもあります。長く続く財政難で選手補強も思うようには行きません。チャンピオンシップとはいえ、ミドルズブラ、ブラックバーン、バーミンガムなど名門、曲者がごろごろいるカテゴリーではこの先も厳しい状況が続きます。

しかし先月、1月21日の試合では首位のボーンマスを撃破するなどアツい闘志は今でも失われていません。新オーナーが決まれば今度こそプレミア昇格も見えてくるはずです。あの白いユニフォームとリーズ・サルート(握り拳を胸の辺りに掲げてクラブに忠誠を誓うリーズ独特のポーズ)がプレミアに1日も早く戻って来るのを期待したいところです。

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画像版権:Leeds United – North Wales Whites(Jon Candy)/Flicker

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