• 2019年 8月 23日

マンチェスターユナイテッドの復活

(AD)                 

20877793_m

シーズン序盤不振にあえいでいたマンチェスターユナイテッド(以下マンU)ですが、気が付けばプレミアリーグで3位につけています。シーズンが始まってから、アンヘル=ディ=マリアとラダメル=ファルカオという二人のワールドクラスを補強したマンUですが、主力の怪我が重なりベストメンバーでの試合はいまだにないというのが現状です。それでもしぶとく勝ち続けて、気が付けばチャンピオンズリーグの出場権という今シーズンの目標が達成できそうな順位につけています。いったいマンUに何があったのでしょうか。

スポンサーリンク

補強の成功

今夏のマンUの補強は非常にうまくいったと言えます。では最も重要だった補強は何だったでしょう。ワールドクラスのMFであるディ=マリア、献身的な働きで中盤を支えるブリント、懸案だったゲームメイカーであるエレーラ、若いながら確かな実力を持つサイドバックであるルークショー、世界有数の点取り屋ラダメル=ファルカオ。それぞれに超一流の実力者であり、チームに貢献しています。しかしこの夏最大の目玉はなんといってもルイス=ファンハールでしょう。

今シーズンのマンUは確かに戦力的には十分な選手がいますが、決してバランスが取れているとは言えません。攻撃的な選手が非常に多い一方で、守備的な人材が不足しています。しかも同一ポジションに多くのビッグネームを抱えているため、出場時間の調整だけでも相当気を使わなければいけません。しかしファンハールはそういった難題を事もなくクリアしています。

戦術的な面での対応は後述しますが、何よりも大きいのはその実績ではないでしょうか。マンUともなれば選手もワールドクラスの選手がそろっています。監督から要求されるプレイ内容次第では不満も発生しますが、ファンハール程の実績があれば、指示に従う事がチームにとっても選手にとってもプラスになると納得させることができるはずです。

比べるのは酷というものですが、昨シーズンのモイーズでは難しかったのではないでしょうか。

穴だらけの3バック

ファンハールは異常なまでに攻撃的な選手を抱えたチームで、ギリギリのバランスを取っています。そのカギになっているのが3バックです。3バックの良いところは最悪センターバックだけで守備の形を作れる点です。

4バックの場合はサイドバックはオーバーラップによる攻撃参加をしなければいけません。これによってサイドにスペースが出来て、カウンターで逆襲されるケースがあります。3バックにしておけばオーバーラップは殆ど発生しませんので、とりあえず最低限のディフェンスブロックを形成できます。

最もこの3バックは安定感があるとはお世辞にも癒えない状態です。エヴァンス、スモーリング、ジョーンズ、マクネアー、ロホあたりから怪我をしていない3名をピックアップして3バックを組んでいるのですが、ミスは多いはラインは崩れるは結構散々な出来です。デ=ヘアの好セーブが無ければ負けていた試合も多数あります。

ファンハールの凄いところは、とりあえずこれで良しとしているところです。普通の監督であれば緊急事態であると考え、守備的なダブルボランチを置いたり、サイドバックの上りを制限したり、センターバックを並べる4バックにするなどして、失点のリスクを減らそうとするでしょう。しかしファンハールはあえて、そこにあるリスクを無視しています。おそらくファンハールの中では、ディフェンスラインにこれ以上テコ入れをするのは現在の陣容では不可能と考えているのでしょう。だったら自慢の攻撃陣で点を取ろうという考え方です。

この決断自体が、並の監督ではないことを示しています。

後半戦のキーマン

前半戦のMVPは間違いなくデ=ヘアでした。もしデ=ヘアがいなければ勝ち点で10近くを失っていてもおかしくありませんでした。怪我もありましたが、すぐに復帰して八面六臂の活躍を見せています。

後半に向けたキーマンということになると前線で徐々にフィットしてきているファルカオと、何故か中盤で起用されることもあるルーニーでしょう。中盤の主力メンバーである、ディ=マリア、ブリント、エレーラが戻ってくれば、再びルーニーは前線に戻るはずです。そうなるとファンペルシ、ファルカオ、ルーニー、マタの4人で前線の3枠を争う事になります。ファンペルシがファンハールから信頼を得ていることを考えると、ルーニーとファルカオがその枠を争う事になります。ファルカオが持前の得点力を発揮できているか、ルーニーがその万能性でストライカーとして以外の貢献を出来ているか、その2つがマンUが後半躍進するための鍵になるような気がしてなりません。

版権: / 123RF 写真素材

スポンサーリンク





3 Comments

  1. あのチームは今。リーズ・ユナイテッド編 | FCクロコダイル
    2015年2月3日 at 11:24 AM 返信

    […] マンチェスターユナイテッドの復活 […]

  2. ボランチに注目してサッカーを観る!~世界の名ボランチ~ | FCクロコダイル
    2015年2月24日 at 8:46 AM 返信

    […] マンチェスターユナイテッドの復活 […]

  3. マンチェスターユナイテッド再建への道 | FCクロコダイル
    2015年4月10日 at 7:30 AM 返信

    […] 関連記事:マンチェスターユナイテッドの復活 ディフェンスラインはやや不安定か?マンチェスターユナイテッド9-10節レビュー […]