• 2017年 4月 25日

サッカー選手のセカンドキャリアを考える~マイアミ戦士の現在地~

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マイアミの奇跡 Full Match 日本vsブラジル アトランタ五輪   YouTube

Jリーグもシーズン終了し、各チーム、早くも来季の編成に取り掛かっています。その中には、かつて日本を背負った選手や将来を有望視された選手の戦力外構想も少なくあリません。最近では、元日本代表、奥大介氏の離婚騒動、そして事故死は、全盛期の奥選手を知るサッカーファンにとってはショッキングなニュースでした。かつてのスター選手も、引退後の生活が保障されているわけではありません。

さて、今から18年前、日本中に夢と希望を与えてくれた選手たちを覚えているでしょうか?若き日本代表(23歳以下)がブラジル代表を破ったアトランタオリンピック(1996年)の試合は、「マイアミの奇跡」として語り継がれていますが、当時のスター選手たちは40歳前後となった現在、どうしているのでしょう?「マイアミ戦士」18名の、オリンピック以降のサッカーキャリアと現在を見てみましょう。

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 スターティング・メンバー

1.川口能活(国際Aマッチ出場116試合)

横浜Fマリノス→ポーツマス(イングランド)→FCノアシェラン(デンマーク)→ジュビロ磐田→FC岐阜(J2)(現役続行)

2.松田直樹(国際Aマッチ出場40試合)

横浜Fマリノス→松本山雅FC(JFL)、2011年、練習中に急死。

3.田中誠(国際Aマッチ出場32試合)

ジュビロ磐田→アビスパ福岡(J2)(2011年引退)→→解説者・ジュニアサッカースクールコーチ 等

4.鈴木秀人(国際Aマッチ出場1試合)

ジュビロ磐田(2009年引退)→ジュビロ磐田コーチ

5.路木龍次(国際Aマッチ出場4試合)

サンフレッチェ広島→横浜Fマリノス→浦和レッズ→ヴィッセル神戸→大分トリニータ(2003年引退)→引退後の動向は非公表

6.伊藤輝悦(国際Aマッチ出場27試合)

清水エスパルス→ヴァンフォーレ甲府→AC長野パルセイロ(現役続行)

7.服部年宏(国際Aマッチ出場44試合)

ジュビロ磐田→東京ヴェルディ(J2)→ガイナーレ鳥取(J2)→FC岐阜(J2)(2013年引退)→ジュビロ磐田強化部長

8.遠藤彰弘

横浜Fマリノス→ヴィッセル神戸(2008年引退)→→飲食店経営→NPO法人代表理事、サッカースクールメインコーチ 等

9.前園真聖(国際Aマッチ出場19試合)

横浜Fマリノス→ヴェルディ川崎→サントス(ブラジル)→ゴイアス(ブラジル)→湘南ベルマーレ→東京ヴェルディ→安養(韓国)→仁川(韓国)(2005年引退)→→解説・コメンテーター、サッカースクール主宰 等

10.中田英寿(国際Aマッチ出場77試合)

ベルマーレ平塚→ペルージャ(イタリア)→ASローマ(イタリア)→パルマ(イタリア)→ボローニャ(イタリア)→フィオレンティーナ(イタリア)→ボルトン(イングランド)(2006年引退)→実業家

11.城彰二(国際Aマッチ出場35試合)

ジェフ市原→横浜Fマリノス→バリャドリード(スペイン)→横浜Fマリノス→ヴィッセル神戸→横浜FC(J2)(2006年引退)→→サッカー解説者 等

控え選手

12.下田崇(国際Aマッチ出場1試合)

サンフレッチェ広島(2010年引退)→サンフレッチェ広島GKコーチ

13.白井博幸

清水エスパルス→ヴェルディ川崎→セレッソ大阪→湘南ベルマーレ(J2)→ベガルタ仙台(J2)→FC琉球(JFL)(2008年引退)→→名古屋経済大学サッカー部コーチ

14.上村健一(国際Aマッチ出場4試合)

サンフレッチェ広島→セレッソ大阪→東京ヴェルディ→YSCC(関東1部)→ロアッソ熊本(JFL)(2008年引退)→→カマタマーレ讃岐(J2)ヘッドコーチ

15.森岡茂

ガンバ大阪→京都パープルサンガ→ヴィッセル神戸→ガンバ大阪→バンディオンセ神戸(関西1部)→FC大阪(大阪1部)(2008年引退)→FC大阪監督

16.廣長優志

ヴェルディ川崎→ガンバ大阪→ヴェルディ川崎→横浜FC(J2)→セレッソ大阪(2004年引退)→→ジュニアサッカースクール専任コーチ 等

17.秋葉忠宏

ジェフ市原→アビスパ福岡→セレッソ大阪→アルビレックス新潟(J2)→徳島ヴォルティス(J2)→ザスパ草津(J2)→SC相模原(神奈川2部)(2010年引退)→ザスパ草津監督(2014年退任)

18.松原良香

清水エスパルス→ジェフ市原→ジュビロ磐田→NKリエカ(クロアチア)→ドレモン(スイス)→湘南ベルマーレ(J2)→プレグレッソ(ウルグアイ)→アビスパ福岡→Dスポルディング(ウルグアイ)→沖縄かりゆしFC(九州リーグ)→静岡FC(東海1部)(2005年引退)→実業家

監督

19.西野朗

柏レイソル監督→ガンバ大阪監督→ヴィッセル神戸監督→名古屋グランパス監督

 戦い続ける男たち

ここに挙げた選手たちは、数多くのJリーガーの中でもトップレベルの選手であり、J2、JFLなど、その経験を必要とするチームは多く、概して選手生命は長かったようです。サッカー日本代表経験やオリンピック出場経験など、一般人からすれば夢のような人生ですが、引退後はそんな彼らでさえ、トップリーグの指導者となるには狭き門、解説者やコメンテーターなどとして生き残っていくにも「自分を売り込む」努力を行っています。古くからのサッカーファンでさえ、18年経った今、名前を聞いただけではピンとこない選手もいるのではないでしょうか?そんな彼らも40歳前後、一般サラリーマンで言えば、ちょうど脂が乗ってくる頃です。指導者の道に進んだ選手のうち、新たな競争に勝ち残って、いつかトップチームで監督を任される人材がどれくらい出てくるか、楽しみでもあります。

また、同じJ リーガーでも、彼らのようにスポットライトを浴びることなく、若くして引退を余儀なくされる選手は数多くいます。Jリーグや日本プロサッカー選手会(JPFA)においても選手の将来をバックアップする体制の構築に努めていますが、引退後の長い人生をどのように生きていくか、人生の厳しさと儚さを考えさせられます。

 

 プロ野球との比較

日本では、Jリーグより遥かに歴史の長いプロ野球界ですが、こちらはどうでしょう?犯罪等の報道では「元プロ野球選手」という肩書きがどうしても目立ってしまう傾向があるものの、やはり引退後の生活は大きな課題となっています。特に、プロ野球経験者が学生指導者になるためには厳しい条件があり、これが引退後の進路を狭める原因ともなっていました。この不自然ともいえる条件は、2013年に大幅に緩和され、多くの元プロ野球選手が指導資格の回復を目指しています。

サッカーも野球も、競技人口の裾野が広がれば、プロ経験者の活躍の場も広がります。プロを目指す子供たちだけでなく、老若男女すべての人々を対象に、スポーツの楽しさ・素晴らしさを伝えていくことが、両競技に共通した課題だと言えます。

参考リンク

※最上部の画像とアイキャッチ画像はYouTubeより

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One Comment

  1. サッカー選手のセカンドキャリアを考える~マイアミ戦士の現在地~ | FCクロコダイル | スゴスポ・ゴシップニュース
    2015年4月20日 at 5:29 PM 返信

    […] 目立ってしまう傾向があるものの、やはり引退後の生活は大きな課題となっています。 [引用元] サッカー選手のセカンドキャリアを考える~マイアミ戦士の現在地~ | FCクロコダイル […]