• 2017年 4月 25日

ストライカー岡崎慎司はなぜ進化し続けることができるのか。

(AD)                 

長谷部誠と岡崎慎司 マインツ05  特別インタビュー!長谷部誠と岡崎慎司 マインツ05  特別インタビュー!   YouTube

岡崎慎司は、いまや日本を代表する、いや日本の歴史に残るストライカーです。そのプレイスタイルと素朴なキャラクターから、決して派手さはありませんが、改めて記録を見てみると、日本代表として輝かしい実績を誇っています。日本代表通算40得点(歴代3位)、国際Aマッチ出場試合数85試合(歴代7位)、さらに今季は、ブンデスリーガの得点ランキング第3位につけています(11月23日現在)。ブンデスリーガと言えば、ロッベン、シャビ・アロンソ、リベリ、ノイアー、トーマス・ミュラー、ゲッツェ、レヴァンドフスキ等、世界トップレベルの選手層を誇るFCバイエルン・ミュンヘンが首位を独走していますが、戦力で明らかに劣るリーグ9位のチームに所属する岡崎がこの成績を残していることは、表面的な数字以上に大きな意味を持ちます。プロ入り10年目を迎えようとする岡崎慎司が今なお進化を続けている理由は何なのでしょうか?

スポンサーリンク

 岡崎選手のサッカー経歴

岡崎は、小学校2年生からサッカーを始め、兵庫県の強豪、滝川第二高校から全国大会に出場しています。同学年として本田圭佑(ACミラン)、長友佑都(インテル)などが出場していましたが、この時点では岡崎の注目度は大きなものではありませんでした。2005年、長谷川健太(現ガンバ大阪監督)率いる清水エスパルスに入団しましたが、強さ・速さ・テクニック、どれをとっても中途半端でFWでは8番手扱いと、チーム内での立場は厳しいものでした。しかし、その後着実に進化を遂げ、2009年にはJリーグベストイレブンに選出されるまでに成長しました。日本代表(A代表)デビューは2008年、岡田武史監督率いる2010年のワールドカップ南アフリカ大会では1得点を記録しています。2011年にはドイツ・ブンデスリーガのVfBシュツゥットガルトに移籍したものの、目立った成績は残せず苦しい時期が続きました。年齢的にも実力的にもこれがピークかと思われた岡崎ですが、2013年に同じブンデスリーガの1.FSVマインツ05へ移籍すると、シーズン通算15得点(得点ランキング7位)、翌シーズンはここまで11試合を終え6得点(得点ランキング2位)と、再びその実力を発揮し始めたのです。

日本代表ではザッケローニ体制下でも重宝され、これまでに見られなかったテクニカルなプレーが見られるなど、ドイツ移籍の成果は確実に感じられました。2014年のワールドカップブラジル大会でもダイビングヘッドによる見事なゴールを記録しました。その後、岡崎にとって3人目となるアギーレ新監督に変わっても代表に召集され、早くもゴールを決めています。

 潜在能力を引き出してくれるフィジカルコーチとの出会い

身長174cmとストライカーとしては小柄で、足も遅かった岡崎が、なぜここまでの選手に成長したのでしょうか。その理由の一つとして、清水エスパルス入団時のフィジカルコーチ、杉本龍勇氏との出会いが大きいと言えます。走り方を根本的に見直し、体のメカニズムに逆らわずに、走りに必要な筋肉を無駄なく使うことを体に覚えこませました。サッカーでは100mのタイムを追い求めるよりも、むしろ動き出しの速さで相手DFの前に体を入れてしまうことが重要であり、そこに重点を置いて科学的にトレーニングを進めたのです。これに判断スピードの向上を合わせ、岡崎は動き出しの最初の5mでロケットスタートを決められるようになりました。岡崎と杉本氏との関係は清水エスパルス退団後も続き、岡崎が代表を務めるサッカースクール(2014年10月開校)でも、杉本氏とのコラボレーションを果たしています。(MEISTER SOCCER SCHOOL)http://meister2014.net/

 根性×頭脳=岡崎慎司

岡崎の進化のもう一つの理由に、オフ・ザ・ボール(ボールが無いところでの動き)の質の高さが挙げられます。相手DFの視野から消えるような駆け引きの上手さや、ボール落下点までのコースの取り方、そして味方からボールが出て来ない場合も諦めずに何度でも動き直すことなど、ストライカーに求められる動きの質がどんどん進化しています。体力的にも負担が大きい地道な作業を愚直に繰り返し、チームメイトの信頼を勝ち取ったことが、マインツ移籍後の活躍につながっています。テレビの画面ではなかなか映されない「オフ・ザ・ボールの動き」ですが、スタジアムで試合を観れば岡崎の本当の凄さがわかります。

また、監督が変わっても常に重宝されているように、戦術理解度にも長けていると言えます。攻撃のみならず守備面での貢献度も高く、チーム戦術に忠実でありながら、ストライカーとして「ゴール」という結果を積み重ねていることは偉大なことです。

長期にわたり安定して結果を出し続けるためには「故障が少ない」ことも重要なポイントです。岡崎のプレイスタイルは、ゴール前に勇敢に飛び込み、がむしゃらにボールを追いかけているイメージがありますが、それだけでは体力が持ちません。岡崎はその表面的なイメージとは違い、とてもクレバーな選手なのです。

岡崎選手が勇気を与えてくれる

岡崎慎司の一番の強みは、自分の弱さを素直に受け入れ、それを克服しようと努力できる才能です。出来ないことに真正面からぶつからなくても、課題解決には様々なアプローチがあります。若いころから「天才」と言われながら、プロとして花を咲かせられなかった選手は数多くいました。「天才」ではないが、それを認めたうえで天才に勝つ。岡崎選手の生き様はサッカーに限らず、特別な才能を持たない私たちに多くのことを教えてくれます。

 

(参考)

【鈍足バンザイ! 僕は足が遅かったからこそ、今がある。(幻冬舎)】

【岡崎慎司オフィシャルブログ】

http://ameblo.jp/okazaki-shinji/entry-11810681731.html

【MEISTER SOCCER SCHOOL】

http://meister2014.net/

【ブンデスリーガ公式プロフィール】

http://www.bundesliga.com/jp/liga/clubs/fsv-mainz-05/spieler.php?player=42528

【1.FSVマインツ 公式ウェブサイト】

http://www.mainz05.de/mainz05/jp/home.html

【JFA ホームページ】

http://www.jfa.jp/samuraiblue/member/okazaki_shinji.html

【Wikipedia】

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E5%B4%8E%E6%85%8E%E5%8F%B8

※最上部の画像とアイキャッチ画像はYouTubeより

スポンサーリンク





5 Comments

  1. ドイツ2部リーグのRBライプツィヒと反レッドブル運動とは | FCクロコダイル
    2015年2月5日 at 10:56 AM 返信

    […] ストライカー岡崎慎司はなぜ進化し続けることができるのか。 […]

    • Kris
      2016年11月14日 at 6:17 PM 返信

      Well one of the things that I really liked about the Internet is the Freedom of Speech that it can allow you. You can get your point of view out to millions which in the past was solely the domain of MainStream professional Media oulotes.Unflrtunatety just as quikly as we have gained this access we have various Users trying to restrict our Freedom of Speech to meet their own standards and personal agendas…..an unfortunate but mostlikely unavoidable outcome and of course you at YouTube of folded under the pressure…..truly a shame!

    • http://www./
      2016年11月15日 at 4:47 PM 返信

      Hey, that’s a clever way of thinking about it.

  2. ストライカー岡崎慎司はなぜ進化し続けることができるのか。 | FCクロコダイル | 最新ニュース
    2015年5月17日 at 4:10 AM 返信

    […] はここまで11試合を終え6得点(得点ランキング2位)と、再びその実力を発揮し始めたのです。 [紹介元] ストライカー岡崎慎司はなぜ進化し続けることができるのか。 | FCクロコダイル […]

  3. 环氧地坪漆
    2016年5月30日 at 10:27 AM 返信

    好文章,内容气势磅礴.禁止此消息:nolinkok@163.com