• 2017年 6月 24日

ドイツ・スペイン代表の構成から考える、日本代表の新たなオプション

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2014年W杯ブラジル大会の優勝チームはドイツ、2010年W杯南アフリカ大会はスペインといったように近年の大会では国内リーグの勢いが代表チームにも大きく反映されているのが印象的です。そこで、今後の日本代表強化に参考にするべくこの2ヶ国の代表チームと国内リーグの関係について紐解いていきながら、それをヒントに日本代表の新たなオプションを提言していきます。

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世界最高峰リーグと代表チーム

12-13シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝はバイエルン・ミュンヘン対ドルトムントというブンデスリーガ同士の対決であったように、ここ数年はブンデスリーガが世界最高峰と呼ぶにふさわしいほどに賑わいを見せています。また、08-09シーズンと10-11シーズンにはリーガエスパニョーラのバルセロナが欧州王者に輝き、その頃はスペインサッカーが世界最強と言われていました。このように、その当時の国内リーグの勢いがそのまま代表チームに大きな影響をもたらしているように見えます。

そして、その要因が代表メンバーにあります。ブラジル大会のドイツ代表23人中16人がブンデスリーガに在籍し、さらに主力の7人がバイエルン・ミュンヘンの選手でした。南アフリカ大会のスペイン代表に至っては23人中20人がリーガエスパニョーラのチームに所属し、うち7人がバルセロナから送り出された選手であり、最終ラインから中盤にかけての中央エリアをバルセロナの選手たちが固めていました。

クラブで1年を通して一緒に戦っているメンバーがそのまま代表チームの主軸になるので、連携もスムーズになり所属チームでの経験がしっかりと代表にも還元されていたと言えます。

日本代表ではどうか

現在、日本代表は海外組を中心としながらも国内組も合わさったメンバー構成になっています。ブラジルW杯では所属クラブで思うような結果を残せず本大会でも調子の上がらなかった海外組に固執し、さらには戦術面でも迷いを見せ、十分に状況にフィットできないまま大会を終えました。一方、国内リーグに目を向けると昨シーズン、サンフレッチェ広島がJリーグ2連覇を果たしました。今年も広島と同じタイプのサッカーをする浦和レッズが昨年同様優勝争いをしています。

そこで、彼らのサッカーのクオリティや連携面を考えると、この親和性の高い2チームをベースにした代表チームというオプションが日本代表にあっても面白いのではないでしょうか。両チームは3-6-1というフォーメーションを採用し、攻撃時には5トップ、守備の時には5バックになるといった特殊な戦い方であり、一朝一夕に完成させることはできないサッカーだからこそ代表で試してみる価値があると言えます。また、両チームともに外国人助っ人に頼ることなくメンバーはほぼオール日本人で試合に臨んでいることから、日本人だけでも点を取ることのできるサッカーであるのは彼らの成績を見れば一目瞭然です。

代表メンバーの殆どが近くにいる欧州の代表チームと違い日本代表の海外組は合宿をするにも満足がいくほど時間が取れず、国内組との連携を短時間で確かめひとつのチームを作り上げるのは難しいという指摘もあります。ですので、国内で出来あがっている形をベースにしたチーム作りという選択肢もあって良いのではないでしょうか。

バイエルン・ミュンヘンやバルセロナのように浦和も広島も2チームのみで国内リーグを牽引する圧倒的なビッグクラブという訳ではありませんし、特定チームからまとめて代表が選出されてしまうことで、国内リーグの成績に影響がでてしまうことも考えられますので、簡単ではないでしょうが、彼らのやっているサッカーで日本代表として戦い世界相手にどれだけ通用するかというのは日本サッカーを愛する者として興味深いところであります。

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画像 版権: nexusplexus / 123RF 写真素材

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