• 2017年 12月 12日

Jリーグ、2ステージ制のメリット・デメリット

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Jリーグでは来シーズンより2ステージ制が復活します。現在でも本当に2ステージ制にするのが一番良いのか、疑問に思っている人もいるでしょうし、実感が湧きません。Jリーグ発足当時は2ステージ制だったことは昔からのサポーターは懐かしく思うでしょう。そこで今回は海外リーグにも目を向け、2ステージ制という仕組みとはそもそもどのようなものなのか、メリット・デメリットを考えていきたい思います。

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2ステージ制とは

2ステージ制とはどういったものなのでしょうか。2ステージ制とは1シーズンを上半期と下半期に分けて戦い、その上で年間優勝チームを決めるレギュレーションであり、年間王者は通常各ステージの上位チームが進出するプレーオフ・チャンピオンシップにて決めることになります。海外を見てみると、ヨーロッパの主要リーグは1ステージ制ですが中南米では2ステージ制を採用しているところが多くあります。その代表例としてアルゼンチンやチリ、メキシコの国内リーグが挙げられます。

 2ステージ制のデメリット

この2ステージ制では、年間を通しての勝ち点がトップで1ステージ制であれば年間優勝であるのに、プレーオフの結果次第で年間王者になれないという矛盾が生じますし、上半期で既にプレーオフ進出が決まったチームは下半期のプレーの質が落ちるといった可能性も考えられます。また、2部リーグへの降格チームや大陸選手権大会の出場枠の決定方法について議論になることがあります。アルゼンチンリーグは過去3シーズンの平均の成績をもとに降格クラブを決めるという特殊なレギュレーションになっていますし、チリリーグでは大陸選手権大会への出場クラブを決めるレギュレーションが頻繁に変わるといった状況になっています。さらに、リーグ戦だけでなくカップ戦等の試合もあるので、プレーオフの期間を確保するためにハードな日程が組まれるのではという懸念もあります。

2ステージ制のメリット

 逆に2ステージ制を採用するメリットとはどのようなものなのでしょうか?まず一番期待されるのが収益アップです。半年でステージ優勝が決まるため、シーズン初めから1試合1試合の注目度が高まり、集客力が高まります。さらに、プレーオフの開催により注目カードが組まれることで、メディアの露出が増えることも見込まれます。2ステージ制を導入している海外リーグでは放映権料の高騰という事例もあります。

そしてビジネス面以外では、2ステージ制によりこれまで優勝争いに加われなったチームも上位に食い込んでくることでリーグ全体が盛り上がることが期待されます。アルゼンチンリーグでは実際に、これまで優勝したことのないクラブがステージ優勝を果たすというケースがあります。

どちらに転ぶかはフタを開けてみなければわかりませんが、サッカーもあくまで「ビジネス」という側面もある・・・ということを知っておかなければなりませんね。 日本国内では、運営側が収益面を強く意識しただけでの移行ではないかという批判が多く、反対の意見をよく耳にします。しかし、毎試合がステージ優勝に直結するためこれまでに増して緊張感のある試合が繰り広げられるのは間違いありません。また、タイトル獲得に縁がなかったクラブがリーグの台風の目となって盛り上げることも期待されます。こう考えてみると、2ステージ制には2ステージ制の魅力があるのではないでしょうか。

版権: / 123RF 写真素材

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