• 2017年 8月 20日

Jリーグ復帰組に見る海外移籍の是非

(AD)                 

28112277_m

ここ数年で日本人選手の、ブンデスリーガをはじめとした海外移籍が急増しています。海外、主にヨーロッパリーグでの日本人選手の評価が高まってきている証拠といっても良いでしょう。しかし、そんな中で、Jリーグのクラブでは主力選手であっても移籍先では出場機会に恵まれず国内チームに復帰する選手がいるのも事実です。そこで、今回そういった選手に注目しながら海外移籍の是非についてみていきましょう。

スポンサーリンク

早過ぎる国内復帰

昨シーズン途中にドイツ・ホッフェンハイムからガンバ大阪に復帰した宇佐美貴史を筆頭に、槙野智章(ケルン→浦和レッズ)、大前元紀(デュッセルドルフ→清水エスパルス)、永井謙佑(スタンダール・リエージュ→名古屋グランパス)、李忠成(サウサンプトン→浦和レッズ)といった選手たちが出戻りをしています。彼らは、Jリーグでの活躍を買われヨーロッパのクラブへと移籍しました。しかし、移籍先のクラブでは出場の機会になかなか恵まれず、大きな結果を残すことなく古巣や他のJクラブへの復帰という道を歩んでいます。現実として、海外挑戦が増加傾向にあるものの1~2年ほどで志半ばにする選手が目立つ印象が強くあります。

「海外移籍」ではなく「海外留学」?

確かに、異国の地でこれまでよりも厳しい環境に身を置くのは言うまでも無く挑戦であり、決して楽なことではありませんが、簡単に帰ってくるようではちょっとしたサッカー留学と大して変わりがありません。
海外に行くことの敷居が低くなったのは良いことですが、価値を下げるのも褒められたものではありません。そして、海外から復帰した選手の中で代表入りをしているケースがほとんど無く、前線の選手で言えば現在Jリーグの得点ランキングでトップ10に入っているのは1人(大久保嘉人)だけというのが事実です。

Jリーグの活性化が日本代表強化につながる

アギーレジャパンのメンバーの中には武藤嘉紀(FC東京)や柴崎岳(鹿島アントラーズ)といった今後の日本代表で中心となるであろう選手がいます。彼らは、所属クラブの中心選手として活躍をし、それが代表入りにつながっているのです。いくら逸材であっても、出場機会が与えられず試合に出られないのであれば、成長は滞り輝かしいスポットライトを浴びることもありません。

海外クラブからオファーが貰えるレベルの魅力ある選手たちがJリーグでしのぎを削ることで国内リーグのレベルも上がり、また人気・注目も高まり、それが日本代表のレベルアップ・強化に還元されるのは間違いありません。
海外クラブへ移籍することが輝かしく報道されますが、日本サッカーを盛り上げるのはそれだけではありません。安易に行くと、かえってその能力が宝の持ち腐れになってしまいます。ですので、日本人選手には本当に自分を必要としているクラブでプレーをして貰いたいものです。

版権: 123rf / 123RF 写真素材

スポンサーリンク