• 2017年 7月 21日

補強された新戦力を徹底評価!フットボリスタ12月号レビュー

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フットボリスタ12月号

フットボリスタの最新号、2014年12月号では、新戦力特集として、欧州強豪チームの新戦力が昨シーズンの戦力に比べてどのようにチームに作用しているのかを検証しています。各国リーグ戦のレビューではやはりクラシコが大きく取り上げられています。ほかにはミラノダービーの直前特集や、マンチェスターダービーのレビューなど、タイムリーな記事が多く楽しめる内容となっています。扱いは小さいですがFFP特集は、今後のサッカー界を理解するうえで必見の内容です。まったくの偶然だとは思いますが、インテルミラノの新監督であるマンチーニのインタビューも掲載されています。勿論インテルについての話題ではありませんが、注目に値する記事ではないでしょうか。

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前任者を超えられたのか

夏の移籍でチームに加わった選手を、同ポジションの前任者と比較する事で貢献度を検証しています。企画自体は非常に面白いとは思うのですが、チームによっては戦術自体が変化しているため、直接の比較に意味がなくなってしま討ケースもあります。特にレアルやマンチェスターユナイテッド、ドルトムントなどは昨シーズンと戦い方が大きく異なっているため、比較と言っても無理がある状態です。

また、バルサのマテューやマンチェスターユナイテッドのショー、マンチェスターシティのフェルナンドとマンガラ、PSGのダヒド=ルイスなどの注目の移籍選手は評価されていません。

あまり前任者との比較という点にこだわらず、新戦力特集としてくれた方が、内容は充実したのではないでしょうか。

面白かったのはチェフとクルトワの比較で、総合力ではクルトワが上であるとしながらも、スローイングなどのフィードに改善の余地があるという評価は、あらためてチェフの偉大さを感じさせるものでもありました。

リーグアンドコンペティション

今回のリーグアンドコンペティションは盛りだくさんでした。クラシコ、マンチェスターダービーの分析に加えて、ミラノダービーの見どころも特集しています。さらに戦術リストランテで、マンチェスターシティのメカニズムを解説しています。

やはり注目はクラシコのレビューでしょう。非難の的となっているのは、エンリケの采配です。ピケとシャビを先発させたという点や、CKのタイミングでの選手交代など、敗因に直結する采配がいくつか見られたことが原因です。面白いのはバルセロナの選手や監督がレアルのカウンター攻撃にやられたと言っているのに対して、アンチェロッティはポゼッションを保ったことが勝因に繋がっていると主張している点です。どちらが正しいという事ではありませんが、試合結果からも分かるように、現段階ではレアルの方が完成度は上のようです。エンリケのバルサが、次のクラシコに向けてどのようなチームに仕上がっていくのか注目です。

FFP時代の幕開け

ファイナンシャルフェアプレー(以下FFP)という分かりにくいシステムを理解するうえで、大きな助けとなる特集でした。

特集を読んだ感想は、FFPはクラブチームの破産を防ぐためのものだったはずですが、現実的には資本投下によるチーム強化を制限する方向で機能してしまっているということです。根本的な矛盾は、お金の無いクラブこそ破産の危機があるにも関わらず、UEFAが管理できるのはヨーロッパリーグに参戦している強豪チームのみであるという点にあるのではないでしょうか。各国のリーグがUEFAのFFPに追従する制限を持たない限りは、あまり意味が無いように思います。

FFPによるペナルティを受けたのはPSGとマンチェスターシティという、アラブマネーで補強を展開している2チームです。この2チームが破産の危機にあると考える人はいないでしょう。ブラックリストに入っているといわれる、リバプール、ローマ、インテルにしても同様で、地元での人気やクラブの規模を考えると破産する事は考えられません。

という事はこのFFPという制度は行った何のためにあるのでしょうか。理解すればするほど、何のためにあるのか疑問が発生する事になってしまいました。

参考記事:クラシコ特集号!フットボリスタ2014.11レビュー

画像引用元:月刊フットボリスタ 2014年 12月号/ソル・メディア)

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