• 2020年 9月 20日

バルセロナの夢の3トップ!スアレス獲得の狙いとは!

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この夏最大級の移籍の一つが、リバプールからバルセロナFCに移籍をしたルイス=スアレスの移籍であることは間違いないでしょう。スアレスはサッカー界でも類をみない得点能力と、ピッチ上での奇行の両方で世界的に有名です。

バルセロナにとっては、WCでの噛みつき事件によりサッカー活動の停止という重い処分を受けているストライカーを獲得するのは、ギャンブルと言ってもいいでしょう。何故、バルセロナはそのギャンブルに出たのか。そこにはバルセロナの長年の課題を解決したいという期待が込められています。

バルサが期待するスアレス効果

スアレスに期待されることは、先ず第一に得点です。

バルセロナのポゼッションサッカーは完成の域にあるといってもよく、ボールを保持し守備を揺さぶるプレイに関しては天下一品です。

ポゼッションサッカーの常として、ボールを保持した後の仕掛けの部分が問題となります。ポゼッションしているという事は、逆に言えば守備陣形は十分に整っているという事です。その中で得点を取ることは容易ではありません。バルサが勝ち続けている要因は、最後の点を取る局面を担う選手がいるからという事がいえます。

昨シーズンであればメッシ、イニエスタ、ネイマール、アレクシス=サンチェス、セスク、ペドロが主な担い手と言えるでしょう。勿論、ボランチやサイドバックの選手も重要な役割を担っていますが、得点を主な役割とされていたのは上記の選手です。この中で純粋なストライカーとしての役割を担う事ができるのは、メッシだけと言えます。しかもメッシはチャンスメイクの力も高いため、必ずしもストライカーとしてふるまう必要はありません。

バルセロナの課題としてはメッシ不在時の、前線で起点となれるストライカーの不在があげられていました。メッシに怪我があった場合、チームの機能性が低下してしまうという課題です。

バルサがスアレスに期待しているのは、前線での起点となり、周囲との連動で得点を取ることと考えてほぼ間違いないでしょう。

バルサのプレイスタイルが変わる

先ほどあげた選手のうち、すでにセスク(→チェルシー)、アレクシス=サンチェス(→アーセナル)は移籍が決まっています。この二人は13-14シーズンのバルサでセスクが11ゴール、サンチェスが19ゴールです。実に30ゴールの選手を放出して、代わりに来たのがスアレスという事です。単純な話ではありませんが、30ゴール以上の働きは期待されていると考えてよいでしょう。

セスクとサンチェスは共に、縦に早いプレーを好む選手です。ボールを奪った後、すくないパス交換で一気にゴールに迫るプレイが魅力です。バルセロナの基本コンセプトがポゼッションである以上、トランジション(攻守の切り替えのタイミング)でのゴールが多いという事は、ゴールという結果は伴っていたとしても、バルセロナにとって望ましいことではないという考え方もできます。その2選手が移籍したことも偶然ではないと考えられます。

転じてスアレスは、リバプールが取り組んでいたボールを保持する攻撃的なスタイルの中で、非常に良い結果をだしてみせました。チームの攻撃が行き詰った時に、単独の仕掛けやコンビネーションでチャンスを生み出す力を持っていることを証明したと言えます。

バルセロナはポゼッションの比率を高めて勝負をするために、スアレスを獲得したと言えます。バルサがポゼッションというのはサッカー界では常識ですが、そのポゼッションがどのように変化するのかをチェックするのも、今シーズンの一つの楽しみではないでしょうか。

実現する夢の南米スリートップ

14-15シーズンのバルセロナの3トップはメッシ・ネイマール・スアレスが基本になるでしょう。3人ともサイドにいてもセンターにいても、相手チームの脅威になれる選手です。問題は3人が同時にピッチに立った時に、どれだけ連動した攻撃ができるかでしょう。もし、それぞれが単独突破からスコアを重ねたとしても、それだけでは成功した移籍とはいわれません。

最もイメージしやすい形はセンターにスアレス、右にメッシ、左にネイマールの一般的な3トップでしょう。メッシないしはネイマールを起点に、サイドラインからセンターに迫るやり方です。中央にチャビやイニエスタが上がってくることも可能なため、非常にバリエーションに富んだ攻撃が可能です。タイミングをみて、メッシとスアレスが入れ替わる事も可能です。

しかし、メッシがサイドでのプレイを受け入れられるかどうかが問題です。サイドの選手にはどうしても守備のタスクが科せられるため、運動量が求められます。メッシがそれに対応できなければ、どうしても無理が出てしまいます。

もう一つのパターンとしては偽のCFにメッシ、左にネイマール、右にスアレスという形です。昨年までのバルサと同じですので、周りとの連動を含めて問題ないでしょう。スアレスに守備のタスクを科すことになりますが、リバプールや代表でのプレイを見ている限り問題はなさそうです(噛みつかないかどうかはわかりませんが)

この場合に課題となるのはスアレスを本当に生かすことが出来るのかどうかという点です。スアレスの能力自体は疑いはありませんが、センターフォワードがいない状態でサイドから崩すというのは、バルサ以外のチームではほとんど目にする事が無いパターンです。裏に抜ける動きはスアレスの得意とするところですが、バルサの特別な環境の中で機能するかどうかは別問題です。

チームの課題であったメッシ依存からの脱却という意味では、スアレスは非常に大きな意味を持つでしょう。スアレスをセンターに、左にネイマール、右にペドロを置けばスアレスを基準点として両サイドとMFが絡むサッカーを見せることが出来ると思います。

ともあれ、スアレスが入ることで南米産のすさまじいスリートップが完成しました。どのように個性を生かすのか、今年のバルセロナを早く見てみたいと、みなさんも思っているのではないでしょうか。開幕が本当に楽しみです。

(アイキャッチ:YouTube ルイス・スアレス バルセロナデビュー!!Luis Suarez debut Barcelona /KULEA CHANNNEL)

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