• 2019年 10月 19日

ディフェンスラインはやや不安定か?マンチェスターユナイテッド9-10節レビュー

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マンチェスター・ユナイテッド

マンチェスターユナイテッド(以下マンU)が徐々に調子を取り戻しています。序盤戦はカップ戦も含めて敗北が目立ちましたが、ここ最近は徐々に勝ち星を重ねています。大型補強の効果が徐々に出てきており、ファン=ハールの戦術も浸透しはじめています。そんなマンチェスターユナイテッドの序盤戦最大の注目マッチが9節のチェルシー戦、10節のマンチェスターダービーでしょう。この2戦をもとに、現在のマンチェスターユナイテッドを測ります。

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 VSチェルシー戦:1-1の引分け

まだまだチーム作りの途中であるマンUが、絶好調で首位に立つチェルシーに対して、どの程度できるのかの試金石となる試合でした。結果からいえば引き分けでしたが、チーム力の差はまだまだ存在しており、チェルシーの方が一枚も二枚も上という様子でした。

この試合での大きな収穫は、フェライニに使えるめどが立ったという点でしょう。4-1-4-1の二列目でマタと並んで先発したフェライニですが、その巨体とフィジカルを活かして、こぼれ球を拾ったりプレッシャーをかけたりと、悪くない活躍でした。組織的にボールを追い込むことまでは出来ていませんでしたが、攻守両面でチームに貢献できていました。

チェルシーは1点どまりでしたが、決定機の数では明らかにマンUを上回っていました。GKのデ=ヘアが当たっていたというのが正直な印象で、ディフェン自体は十分に機能していたとは言えません。とはいえ、コーナーキックからのドログバの1点に抑えたという事は、今後に希望が持てる内容でした。

VSマンチェスターシティ:0-1の敗北

マンチェスターダービーは結果的にはマンチェスターシティ(以下シティ)勝利となりましたが、スコアとはうらはらにマンUはシティと互角に戦えていました。シルバを欠いていたとはいえ、昨年のチャンピオンチームに互角に戦えたという事は、マンUは自信を深めたのではないでしょうか。

マンUは前半でCBのスモーリングが退場となってしまいました。その後決勝点となる1点を取られてしまいますが、その後試合終了までは一人少ないマンUも攻撃的にゲームを戦い、何度も決定機を作り出していました。試合終盤はとても10人とは思えないような、波状攻撃を見せています。決定機を外してしまっている点は残念ですが、流れの中から何度もチャンスを作り出せたのは、ポジティブな点でしょう。

この試合では収穫と不安点の両方が発生しました。収穫としてはキャリックのセンターバック起用が上手くいったことです。キャリックは本来ボランチですが、経験が少なく安定しないディフェンスラインを安定させる役割を担えるかもしれません。

よくない発見としてはボランチに配置したフェライニが、思った以上に機能しなかった点です。攻撃では無難なパスに終始してしまうため、局面を進められないことが多くありました。また、守備ではファウルになりかねないプレイが多発しており、場合によってはカードやPKの原因となっていたかもしれません。トップ下だと、高さを生かして攻撃に絡んだり、セカンドボールを確保するなどポジティブな活躍を見せていたのですが、ボランチでは思うように貢献できていませんでした。

結果的には敗北でしたが、過去の試合に比べても数多い決定機を作っており、試合内容はポジティブと言えるものでした。ディフェンスでも、ショーの左サイドは安定しており、怪我から復帰してフィットしていなかったアンデルソンが改善すれば、もう少しよくなりそうです。もっとも、センターバックは依然として不安があります。

マンUのこれから

強豪との連戦で、結果1分1敗と決して良い結果ではありませんでしたが、試合内容や選手のプレイを見ていると、プレミアで4位に入るだけの実力はあるように感じられました。もっとも強豪相手という理由で、非常に精神的には集中しており、高いインテンシティーを保てていた点を考えると、今後下位のチームにたいして同じことが出来るかは分かりません。もし、それが出来れば勝ち点を積み上げることは可能なはずです。

フォーメーションは基本が4-3-3になる可能性が高くなります。これは前線の3人にファルカオ、ファンペルシ、ルーニー、マタの中から3人を起用したいというチーム事情によるものです。さらにミッドフィルダーに調子のよいディ=マリアとアンデル=エレーラを使うと考えると、守備を中心とする選手はボランチ+ディフェンスラインの5人になります。ボランチのブリントは安定していますが、ディフェンスラインについては、右のショーは安定としても、他は不安のある状態です。

単独の突破を許すケースや、マンC戦のスモーリングのようにセンターバックの対応が遅れて決定的な魔弁になるとなるケースが散見されます。組織力、個人の力ともに不足している印象をぬぐえません。守備の局面ではGKのデ=ヘアに頼っている状態です。

不安定なディフェンスラインを補うためには、チーム全体で高い高いインテンシティーを維持しなければいけませ。この2試合は強豪との試合という事で、それが実現できていました。今後、下位中位のチームに対して同様のインテンシティーを保てるかどうかが、安定した戦績を残すポイントになりそうです。試合数は少ないので体力的には問題はないはずです、課題となるのはメンタル面でしょう。ファン=ハールが選手のモチベーションをどれだけ保つことが出来るのかが、カギになりそうです。

関連記事:マンチェスター・ユナイテッドの補強は正解だったのか?

版権: smontgom65 / 123RF 写真素材

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One Comment

  1. ディフェンスラインに課題あり?マンチェスターユナイテッド9-10節レビュー | FCクロコダイル | 最新ニュース
    2015年9月21日 at 12:20 AM 返信

    […] での大きな収穫は、フェライニに使えるめどが立ったという点でしょう。 [紹介元] ディフェンスラインに課題あり?マンチェスターユナイテッド9-10節レビュー | FCクロコダイル […]