• 2018年 10月 20日

インザーギ政権下でのACミラン「4-3-3」について

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2013年、本田圭佑がチェスカ・モスクワから移籍し話題となっているACミランですが、皆様はどのようなイメージをお持ちでしょうか?最近は他のリーグなどの台頭により、相対的にかつてほどのネームバリューはなくなったとはいえ、。本田が子供のころ文集に、将来ミランでプレーすることを将来の夢として書いたように、世界一のクラブであるといっても過言ではありませんでした。しかしここ数年のACミランの成績はビッククラブらしからぬ成績が多いです。過去5年でセリエA優勝一回。その他は無冠に終わり2013-2014シーズンにおいてはチャンピオンズリーグの出場権はおろか、ヨーロッパリーグも参加できないという事態に陥っています。

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 今年からチームを託された「フィリッポ・インザーギ」

昨年の不振により監督が代わり今年度よりミランOBである、フィリッポインザーギがチームを率いています。彼が用いる4-3-3について考えてみようと思います。

もともとACミランといえばベルルスコーニ会長が好きな4-3-1-2が定番のイメージがあります。(ガットゥーゾなどがいた時のACミランを理解している方ならイメージが付くと思います。)その中で、インザーギ監督が取り組んだものは4-3-3でした。これは一言でいうと、エルシャーラウィを最大限に生かせるフォーメーションということができるでしょう。そんな中、本田は右ウイングのレギュラーポジションを奪取しました。しかしフェルナンド・トーレスの獲得でさらにアタッカー陣は競争率が高まったということになります。

4-3-3は最近のサッカーでは主流になりつつあるフォーメーションの一つです。4-2-3-1が最もバランスが取れた形であり、その形をさらに攻撃的にしたものが4-3-3と言えるでしょう。(左右のサイドMFをウィングにし、攻撃力を上げています。)日本代表もアギーレになり取り組んでいる形です。4-3-3の基本的な攻め方のポイントは以下の通りです。

1、手数を掛けず一気に攻め切る。(4-2-3-1の支配力に対抗するため縦に早い王劇を仕掛ける)

2、ボールロストした場合は、中盤の人数が少ないためプレスをかけ相手の攻撃を遅らせる。

3、中盤のなるべく高い位置でボール奪取できるようにプレスをかけ続ける。

これが基本となるわけですが、チームによっても差があるような気がします。

日本代表とACミランの4-3-3の決定的な違い

同じようなフォーメーションを使用する両者ですが、ミラン戦を見ているとやはり日本代表との違いを多く受けてしまいます。

最初に気になったところはパススピードの違いです。ACミランはパススピードが速いのに対し日本代表は少し遅い。これは何の違いかというと選手間の距離によるものだと考えられます。4-3-3といえば縦に早くが基本といいましたが、ビルドアップしている形が日本代表とACミランに差があります。ACミランは前線3枚を遠い位置においてもそこに届けられるキックスピ―ド、精度が高いです。つまり前線が上がることで相手のディフェンスラインを下げボランチとの間にできるバイタルエリアを広げ、そこに中盤の選手ないし両ウインガーが絞ってきてそこを使います。この形、日本代表と違い非常にダイナミックに見えます。

一方日本代表は、ウインガーが下がってくることにより、4-2-3-1に近づくのでサイドで密集を作ってしまいます。(しかしそこでもショートパスで崩そうとはしていますが。)選手間を広げ、相手のディフェンスも広げ、広げたスペースを利用するということです。日本代表にACミランの様なキック技術が付くかは不明です。(むしろ身近パスを早くつなぐということを考えるかもしれません。

日本代表とは違う4-3-3に一目を置いて、観戦すると新しいサッカーの見方ができるかもしれません。

版権: jovannig / 123RF 写真素材

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