• 2019年 10月 19日

クラシコ特集号!フットボリスタ2014.11レビュー

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Amazon.co.jp: 月刊フットボリスタ 2014年 11月号  本

フットボリスタ2014.11のレビューです。今回はクラシコ特集という形で、今シーズン大きく変化したレアルマドリードとバルセロナを特集しています。バイエルンが取り組む3バックを取り上げた戦術リストランテを含めた3バックの特集も、最新のトレンドを追う意味では見逃せません。そしてなぜかアレック=ファーガソンのインタビューもあります。またそれ以外にも欧州リーグ序盤戦を振り返るように、各リーグでの注目マッチなどが解説されており、今月も非常に密度の高い一冊となっています。

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クラシコ特集~揺れるアイデンティティ~

現在のレアルマドリードをマーケティングを優先して、勝利から離れていった銀河系軍団になぞらえて、そのアイデンティティを問うています。またバルセロナについてはベップ以降、本当にバルサらしいバルサを見せられていないという意味で、アイデンティティの再構築を求めています。

特集の組み方にちょっと強引さはありますが、今シーズン大きな変化を迎えた2チームを特集するという意味で非常に興味深い内容になっています。

特にレアルマドリードの銀河系軍団の時代との比較は、誰もが思っている内容だけに非常に興味深いものでした。そして当時との違いをアンチェロッティが居るか居ないかという点に集約しているという点で、この指揮官がレアルの中で占めている非常に大きな役割が分かります。

エンリケが用いている新しい戦術については、様々な紙面で取り上げられているように、ハイプレスの復活とメッシをトップ下のようなポジションに置いているという点に尽きるでしょう。面白かったのは、「もしもクラシコに敗れたなら」らという記事で、エンリケがあくまで新人監督であるという点に触れていたことです。アンチェロッティと違い失うものの無いエンリケが、精神的には優位に立っているかもしれません。

3バックの可能性

バイエルンのグァルディオラ監督が積極的に導入を進めていることで注目を集めている、3バックの特集です。3バックは守備的なものも攻撃的なものもあるという意味で、非常に理解が難しいフォーメーションだと思います。この特集ではその3バックをクライフ型、イタリア型、西ドイツ型に分類して分析しています。

西ドイツ型を2ストッパー1リベロ、イタリア型をゾーンディフェンス、クライフ型をポゼッションのためと分類しています。

面白いのはバイエルンを西ドイツ型とクライフ型の融合と捉えている点です。バイエルンの3バックは一般的には昨シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝でレアルマドリードの高速カウンターの前に敗れたことに端を発した、守備の改善と言われています。しかしポゼッションの強化にも使えるという考え方が、非常に新鮮でした。

また戦術リストランテでは、さらに詳しくバイエルンの3バックを解説し、守備のポイントをディフェンダーが前を向いてプレスをかけるシチュエーションを増やすためという分析を行っていますまたそれがいかに難易度が高いのか、何故現状うまくいかないケースも多いのかという事まで書かれています。

各国リーグ戦&カップ戦レビュー

特集ではなく毎号乗っている各国リーグの記事です。それでも序盤戦は順位が変動しやすいこともあって非常に興味深い内容です。期待を裏切っているドルトムントやアーセナル、リバプール、ナポリの情報や、躍進しているマルセイユ、ウディネーゼ、サンプドリア、等注目ポイントが多すぎるため、さすがに記事も書ききれていない印象です。

本田、岡崎、香川の日本人についての現地記者のコメントも載っています。特に岡崎と本田は予想以上の活躍だけに、現地記者がどのようにとらえているのか興味深い部分です。

リーグによっては強いチームが抜けてしまいそうな気配がありますが、なんとか優勝争いがもつれたまま後半戦まで行ってほしいものです。そうなると、毎月このコーナーが読み応えのある内容になっていくと思います。

※アイキャッチ画像と最上部の画像はAmazon.co.jpより

 

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