イングランド、プレミアリーグのアーセナルに所属するメスト・エジルがドイツ代表でついに10番を背負いました。現在、ドイツ代表監督ヨアヒム・レーヴ監督の信頼を得ているメスト・エジルは2010年から2016年に駆けてドイツ代表での主要な大会では最も出場している選手の一人です。彼のエースナンバーにこだわる理由を探ってみます。
主戦場はトップ下
メスト・エジルの最も輝くポジションはトップ下であることはまちがいありません。
以前所属したブンデスリーガ、ブレーメンやリーガエスパニョーラ、レアルマドリードでもそのポジションで輝きを放ちました。
左足から繰り広げられるパスは世界最高峰で、「司令塔」としての役割では右に出る者は少ないでしょう。あくまでも2014年のブラジルW杯の覇者であるドイツ代表の司令塔ですから実力は申し分ありません。
だからこそ10番にこだわりがあるのでしょう。やはりサッカーのエースナンバーは10番です。ストライカー、点取り屋は9番というイメージがあり司令塔、トップ下はやはり10番だと何となく決まっている感じはあります。点を取るだけじゃないアシスト、ドリブル全てを掌握できる選手だけが背負えるという自負があるのでしょう。
ポドルスキの代表引退
きっかけはトルコリーグ、ガラタサライでプレーするルーカス・ポドルスキのドイツ代表引退でした。
それまで長い間、ポドルスキが背番号10を背負っていましたが、メスト・エジルは虎視眈々と自分の番号にしようと狙っていたそうです。
それまで背番号8としてドイツ代表でプレーしましたが、それをトニ・クロースに譲りエースナンバー10をロシアW杯ヨーロッパ予選のノルウェー代表戦でついにお披露目。3-0の勝利にもしっかりと貢献しました。
10番は特別な番号
メスト・エジルはドイツ誌の「Kicker」にて以下のようにコメントしています。
「自分にとって、10番は特別な番号。愛している番号なんだ。フランスのジネディーヌ・ジダンやアルゼンチンのディエゴ・マラドーナ、ブラジルのペレといった伝説的な選手が背負ってきたのだから特別に決まっている。ポドルスキが代表引退を発表するずっと前から、10番を希望していたことは間違いない。」
所属するクラブのイングランド、プレミアリーグのアーセナルでもイングランド代表MFジャック・ウィルシャーがボーンマスへレンタル移籍したことで10番が空番となっていることから11番の背番号を脱ぎ捨てエースナンバーを背負いたいと考えているようです。
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トップ・アイキャッチ画像引用元:Mesut Ozil – PFA Player of the Year 2016 nominee