• 2017年 11月 25日

サイドラインのポジション~サッカー観戦ポイント~

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こんにちは!FCクロコダイルです。今回はサイドラインについての話です。サイドラインのポジションというのは、現代サッカーにおいてチームの特長が最も現れやすいポジションといえます。サイドラインに何人配置するのか、配置された選手の目的は何なのか、それが分かってくるとサッカーを見る目が変わってくるはずです。

サイドラインのポジションは2000年代に数多くのスター選手が活躍したポジションでもあります。ロナウジーニョが代表格ですが、メッシ、クリスチアーノロナウドもサイドプレイヤーとしてデビューしています。何故サイドからスターが生まれるのか、その理由も含めてサイドライン際の選手について考察します。

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ポジションの種類

サイドライン際の選手のポジションは大きく分けると3つあります。サイドバック(以下SB)、ウィングバック(以下WB)、ウィング(以下W)の3つです。さらにWに関してはよりFW的なウィングと、トップ下と同じぐらいの高さに位置を取るMF的なウィングに分かれます。

SBはディフェンスラインの両サイドの選手を差し、CBと同じ程度の高さをスタートポジションとします。守備の局面では、CBと共にディフェンスラインを形成し、サイドからの切り崩しに対応するポジションです。守備的なポジションではありますが、現代のサッカーでは攻撃にも関与する事も求められています。特に前線の同サイドのFWとのコンビネーションで、攻撃が停滞した局面を打開する事が求められます。攻撃時は相手ペナルティエリア近くまで上がり、守備時には最後尾まで戻るという、運動量とスピードが求められるポジションです。

Wは攻撃を主な役割とし、両サイドのライン際でボールを受けて、個人技やコンビネーションを活用してペナルティエリアに侵入する、ないしはクロスを上げることが求められるポジションです。3トップ(1トップ)のウィングの場合はペナルティエリアへの侵入が主な役割になり、2トップのウィングの場合はクロスを上げることが主な役割になる傾向があります。

WBはSBとWの中間的な役割を担います。3バックの場合にしか発生しない特殊な役割で、前にも後ろにも味方のプレイヤーが存在しないため、サイドラインを一人でカバーする運動量が求められます。

 サイドラインから中への動き

近年特にサイドバックに顕著なのが、サイドラインから中へ侵入する動きです。レアルマドリードのマルセロが非常にわかりやすい例です。サイドラインを駆け上がり、ボールを受けてクロスを上げたり、サイドからペナルティエリアに侵入するというのが従来のサイドバックの攻撃パターンです。

マルセロはそれに加えて、ハーフウェイラインをこえる辺りからどんどんと中に切れ込んでいくという攻撃パターンを持っています。このプレイによって本来はマルセロの上りをケアするはずのウィングの守備エリアから離れてしまうため、中央部分で数的優位が発生します。ボランチがケアに来た場合は、中央で待つプレイヤーにボールを渡すことができます。もしケアに来なければ、ペナルティエリア外からシュートを狙うケースもあります。

2012-13シーズンのバイエルンでは、両サイドバックが攻撃時にはディフェンスラインの前に位置する事でゲームメイクに参加するという、まったく新しいプレイスタイルが生まれました。近年SBは局面の数的優位を生み出すための、流動的なポジションへと進化しつつあります。SBがどのように動いて攻撃にアクセントを加えているのかを見ることで、チームの狙いが見えてきます。

 サイドに配置されたテクニシャン達

サイドラインには、2000年前後からテクニカルな選手が配置される傾向がありました。これはゾーンディフェンスが浸透した結果、フィールドの中央でボールを保持する事が難しくなったため、サイドライン際に、ボールを足元で保持するタイプのプレイヤーを配置するというトレンドがあったためです。

代表的な選手はロナウジーニョですが、クリスチアーノ・ロナウドやメッシもサイドプレイヤーとしてスタートしました。ほかにも、リベリ、ロッベン等、サイドから攻撃をしかけるテクニシャンは多数存在します。なぜサイドライン際だったのかというと、ラインを背にした場合、背後からチェックを受けることが無いためです。シンプルですがこのメリットは絶大で、サイドからドリブル突破で崩すというのは、現在でも続いているトレンドです。サイドラインのプレイヤーはかつてのようにセンタリングを送り込むだけではなく、ドリブル突破の起点としての役割ももっています。テクニックが最も発揮されやすい場所でもあるので、サイドでの1対1は見ごたえが抜群の注目ポイントなのです。

※最上部の画像は版権:http://jp.123rf.com/profile_nirots より

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