• 2017年 4月 30日

スター候補選手の現在地、フェリペ・アンデルソン(ラツィオ)

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数多き若手スター候補選手の中でも、特に最近注目されている選手をピックアップします。今回ご紹介するのはブラジル代表MFフェリペ・アンデルソン(ラツィオ/イタリア)です。

昨季のセリエAで大ブレイクを果たし、数多くのビッグクラブの獲得リストに名を連ねている彼ですが、ラツィオと2020年までの長期契約に合意し、そしてブラジル代表デビューも果たしました。順風満帆と思われる彼の活躍ぶりですが、今季の活躍ぶりを見てみましょう。

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昨季の様な大きなインパクトは無し

イタリアの水に慣れ、昨季大ブレイクを果たしましたが、今季はそれ程のインパクトは残せていません。プレシーズンから不調が続き、セリエA開幕後もベンチスタートとなる機会が多いのが現状です。今季初のスタメンとなった第5節トリノ戦で今季初ゴールを挙げると調子を盛り返し、スタメンからの出場となった7試合で4ゴールを挙げています。それでも何故昨季ほどのインパクトが無いのでしょうか。

まず、昨季見られたボールキープ力が影を潜めている事が挙げられます。たとえ相手に囲まれてもキープし続ける能力が彼にもあり、次のプレーを判断するまでの「時間稼ぎ」を上手くこなしていましたが、今季は簡単なボールロストが特に目立っています。

またパスミスなどのミスが散見されます。プレシーズンの不調は特に顕著で、相手のプレッシャーの無い場でのトラップミスがドリブルでのミスが目立ち、自滅している様な印象を受けます。

「外野」のプレッシャーをどう撥ねのけるか

自らが導いたベンチスタートという結果に、フェリペ・アンデルソンの代理人であるジュリアナ・ゴメスは黙っていませんでした。

メディアの前で公然と戦術批判を繰り返し、あたかも彼の想いを代弁するかの様な批判は、逆に彼を苦しませてしまったのかも知れません。しかし、ラツィオの監督であるステファノ・ピオリは彼の性格を熟知しており、彼がこの試練を乗り越える為の準備を忠実に行っていたのです。

ピオリ監督の信頼が徐々にフェリペ・アンデルソンの不安や自身の無さをかき消し、コンディションの上昇にも繋がっているとも言えます。

本来の「敵」との対峙

そして本来の「敵」である相手チームの存在を忘れてはなりません。昨季フェリペ・アンデルソンにやられたチームは、今季は彼を研究し、手筈を整えてきました。特に昨季サンプドリアを率いていた際、彼にやられたシニシャ・ミハイロヴィッチ監督(現ミラン/イタリア)は正にFA10封じの戦略を採り、殆ど彼に何もさせないまで封じ込める事に成功したのです。

敵はグラウンド外にもいますが、本来の敵はグラウンドの中にいます。周囲の雑言に目を向ける事なく、チームと自分を信じて戦っていけば、必ず昨季の様なパフォーマンスを見せられるレベルまでコンディションが戻っていく事でしょう。そのコンディションを戻す環境は、いまのラツィオには十分あります。今季再びラツィオで活躍し、来季はビッグクラブへステップアップするのを目標に戦っていくのも、正しいモチベーションの持ち方のひとつですね。

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トップ・アイキャッチ画像引用元:Officialsslazio Highlights UEL Lazio-St. Étienne 3-2

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