• 2017年 11月 23日

逆襲のドルトムント。序盤戦の戦術を分析

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プレシーズンから好調を維持し、昨季の不振が嘘のように素晴らしい試合を見せているドルトムント。ブンデスリーガでも好調を維持し続けていますが、昨季との違いを含め、序盤戦の戦いぶりを分析してみましょう。

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選手の入替は最小限

ブンデスリーガ開幕後にも若干、選手の入替がありました。出番を失いつつあったDFケヴィン・グロスクロイツがガラタサライ(トルコ)へ、MFヤクブ・ブワシュチコフスキがフィオレンティーナ(イタリア ※レンタル)への移籍が決まりました。また新加入として移籍市場終了間際にMFアドナン・ヤヌザイをマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)からレンタルで獲得し、DFパク・チュホをマインツ(ドイツ)から獲得するなど、戦力補強には抜かりはありません。

ヤヌザイは図らずも香川真司選手と再びチームメイトになりましたが、ヤヌザイが試合に出るには、マルコ・ロイスやヘンリク・ムヒタリアン、そして香川真司という決して低くはない壁がそびえています。また彼らのバックアッパーとしてはホフマンの方が実績やスピードでも上回っている事もあり、知名度の高いヤヌザイとて、そう簡単には試合に出る事はできないでしょう。

各ポジションの「核」が整う

序盤戦で好スタートを切ったひとつの要因として、各ポジションの「核」となるべき選手が好調を維持している事が挙げられます。新加入のGKロマン・ビュルキが安定感をもたらし、早々に移籍話をシャットアウトしたDFマッツ・フンメルスの攻守に渡る貢献度は、昨季とは見違える程です。今季はあたかもボランチの様な仕事ぶりが印象的です。

MFでは、こちらも新加入のユリアン・ヴァイグルが19歳とは思えぬ球際の強さや正確無比なパスを見せれば、MFイルカイ・ギュンドアンもゲームメーカーに近い形で試合をコントロールします。今季の香川真司選手はボランチの位置まで下がり、ボールを受け渡しながらマークを外しつつ、前線に上がる回数が増えており、走行距離では1位のユリアン・ヴァイグルに続く2位となっています。この香川真司にロイス、ムヒタリアン、そして1トップのオーバメヤンを含めた「4トップ」とも「ゼロトップ」とも言える前線での変幻自在性は、チーム好調の大きな特徴です。この4人で、既に8得点・6アシストを記録しており、ブンデスリーガでもトップを争うほどの攻撃力と言えるでしょう。

そして彼らをコントロールするトーマス・トゥヘル監督が、試合相手により柔軟に戦術を変えており、今のところ戦術もピタリとはまっていると言えます。

最大の穴は選手層の薄さか

ブンデスリーガでは絶好のスタートとなりましたが、いよいよ9月からは並行してELグループステージが始まります。ELという事もあり、恐らく昨季よりは総試合数が増える中、選手のコンディションとサブ組のモチベーションをどうコントロールできるかに掛かっているとも言えます。

いくら戦略家トーマス・トゥヘルとは言え、欧州カップ戦との掛け持ちは初の経験となりますので、更に監督としてステップアップする上では、この上ない経験ができるでしょう。

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トップ・アイキャッチ画像引用元:Bundesliga Fan Report – Japan Bundesliga YouTubeより

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