• 2017年 6月 24日

トゥヘル監督の体制が動き出したドルトムント。その構成は?

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昨季まさかの大スランプに陥り、一時は最下位までに低迷したドルトムントですが、最終的にはブンデスリーガを7位で終了したところは評価すべきです。

今季からは新たにトゥヘル体制に変わり、戦術的にも明らかに違いが見られます。今季の新戦力となる選手と共に、今季に向けた動きを探ってみましょう。

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必要最低限に止めた戦力補強

今季の移籍市場ではあまり積極的な動きを見せていないドルトムントですが、それでもチームの将来を見据えたチーム作りをしているのは流石といえます。一時期は退団必至と言われていたギュンドアンが残留し、ヴァイデンフェラーが第二GKとなりうる事を受け入れ、レギュラー争いに挑む覚悟をすれば、余剰戦力以外の放出はありませんでした。

新戦力としてはフライブルクからスイス代表GKロマン・ビュルキを獲得し、ヴァイデンフェラーと正GKを争う事となります。また昨季にヌリ・シャヒンの長期離脱などで最も苦労したセンターMFですが、キャプテンでもあったセバスティアン・ケールが引退したものの、ゴンサーロ・カストロをレヴァークーゼンから獲得し、バックアップの層を厚くする事に成功しました。またモリッツ・ライトナーがシュツットガルトから復帰した事や、丸岡満の成長、1860ミュンヘンから獲得したユリアン・ヴァイグルなど、将来を担う若手にも注目です。

攻撃的MFやFWには新たな上積みは無く、インモービレのセビージャへの放出(レンタル)等、余剰戦力の整理に止まっています。特にレヴァンドフスキの穴埋めに困りまくったFWは、今季もオーバメヤンもしくはロイス、時々ラモスの1トップが基本路線といえます。特にオーバメヤンは2020年迄の契約延長に合意しましたので、来季以降も安泰といえます。

プレシーズンに見せた新たな動き

7月上旬に来日したアジアツアーを始め、あまり調子の上がらないユヴェントス相手に「クリーンシート」で勝利するなど、プレシーズンの試合でも順調な仕上がりを見せているドルトムントですが、今季は主にポゼッションを主体とするチームに変貌しつつあります。

また、完成度は別としつつも、4-1-4-1を試してみる等々、試合相手や試合の流れによって戦術を使い分ける動きは、クロップ監督時代よりも盛んに見られるかも知れません。特に前線に関しては、トップ下を香川に固定し、ロイスやムヒタリアン、オーバメヤンを絡ませる「ゼロトップ」の動きも見せており、昨季よりも連動性が多く見られつつあります。

昨季はPKによる得点が僅か2点のみという事実もあり、昨季よりもペナルティーエリア内で勝負をする回数が増える事は確実です。そしてオーバーワーク気味とも思える徹底したトレーニングで身体を追い込んでおり、走力においてはブンデスリーガトップクラスなのは間違いありません。

プレシーズン期間、ケガ人も殆ど出ず(ケガの影響でアジアツアー不参加だったブワシュチコフスキも無事復帰)、ほぼ全員が通常のメニューをこなせている事もあり、チーム全体の仕上がりも順調に見えます。昨季からの戦力的な上積みは微妙であり、現有戦力の再構成でトップを目指すという姿勢が明確に見られます。「戦略家」トーマス・トゥヘルの腕の見せ所ですね。

開幕は圧勝

開幕戦はボルシアMGとの戦いでしたが、ムヒタリアン、オーバメヤン、ロイスなどの得点により快勝したドルトムント。バイエルン・ミュンヘンとの優勝争いをするくらいの可能性を秘めているのはドルトムントかもしれません。

4-0という快勝劇の起点となっていたのは香川真司ではないでしょうか。今シーズンを背番号23に戻し、また「無双」時代の輝きを取り戻せるか注目です。

昨季から特にラストパス、スルーパスでのチャンスメイクが増え、調子を取り戻しつつあります。今節、得点こそ奪えませんでしたが、「パス」でリズムを作れれば自ずと結果は付いてくると思います。

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トップ・アイキャッチ画像引用元:【最新情報】<ドルトムント vs ボルシアMG>ブンデスリーガ開幕戦で香川真司が今季初アシスト!ドルトムントは4発圧勝!(2015年8月16日)News Channel YouTubeより

 

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2 Comments

  1. 鎌田大地が日本代表に必要な理由 | FCクロコダイル
    2015年8月22日 at 9:23 AM 返信

    […] トゥヘル監督の体制が動き出したドルトムント。その構成は? […]

  2. 臨時収入で元所属チームに潤い。「連帯貢献金制度」とは? | FCクロコダイル
    2015年9月23日 at 12:16 PM 返信

    […] トゥヘル監督の体制が動き出したドルトムント。その構成は? […]