• 2017年 9月 27日

日本代表、「フィジカル」が強い相手にどう戦うか?

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東アジア杯、日本代表VS韓国代表は1-1のドローとなりました。国内組のみの選手で組まれたチームですが、宿敵には勝たないといけません。ハリルホジッチ監督は北朝鮮戦、韓国戦、共に「フィジカル」の問題、「コンディション」の調整について言及していました。特に「フィジカル」という言葉は抽象的でハリルホジッチが何を指していたかはわかりませんが、今回の韓国戦のレビューも含め「フィジカル」の強い相手にどう戦うか考えて見ましょう。

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一言で「フィジカル」と言っても…

「フィジカル」と一言で言うと色んなものを連想されると思います。そこでサッカーで言うフィジカルにはどんな項目があるのか考えてみました。

・ボディコンタクト

・高さ、ヘディングでの競り合い

・走力や俊敏性(スピードや持久力)

このあたりを総じて「フィジカル」と言って良いと思いますが、今回の東アジア杯ではこの3つの項目で圧倒的に相手を上回っているものはないと思います。むしろ「ボディコンタクト」、「高さ」においては惨敗。

しかし「フィジカル」だけでサッカーの勝ち負けは決まりません。もちろん「フィジカル」も選手、チームの能力を図る上で重要な要素ですが、フィジカルが自分達より上回る相手にはそれ相応の対処の仕方があるでしょう。

「ボディコンタクト」の工夫

私も現役時代、特別に体が大きい方ではなかったのでボディコンタクトには大変苦労しました。

チームでも体が小さい選手が多かったので全体的にどうするかを考えた結果、「体をぶつけることを極力減らし、ボールをより走らせる」という戦術が良いのではと結論付けました。

この戦法は見事にはまりました。ポゼッション率を高め、パスを素早く正確に回すことを意識するのです。

スペイン代表やバルセロナのような領域までは達してはいませんが、ポゼッション率で60%を超えるような試合は勝つことが多かったです。

サッカーは「相手に体を当てて競り勝つ」ことが目的ではなくて、「ボールを相手ゴールに入れることを競う」スポーツですから、「ボール」をどうするかということを念頭に置かないとうまくいかないことがあります。

ザッケローニ時代には割りとポゼッション重視的な風潮はありましたが、ハリルホジッチになってから引いて相手にボールを持たせて奪取したところをカウンター・・・という戦法も取り入れ始め、その部分はまだまだ発展途上だと思います。

1日、2日で体が大きくなるわけではないし国民性もありますのでボディコンタクトが自分達より上回る相手には工夫が必要です。

「高さ」への対処法

「高さ」に関しては「ボディコンタクト」より顕著に課題として議論の対象となるでしょう。今回の2戦で北朝鮮代表、韓国代表共に190cmを超える選手が前線に配置され、ヘディングで後手を踏むパターンがありました。

韓国戦は北朝鮮戦の反省を生かしながらうまく対処していたように見えましたが、不安は残ります。

大事なのは「ヘディングで競り合った後」のセカンドボールを拾えるかどうか。韓国戦は時間帯によってはセカンドボールが全く取れない時間があり主導権を握られていました。

山口蛍、藤田直之のセカンドボール奪取能力の向上は今後の課題でしょう。

個人的な考えですが世界レベルになった時にはCBは190cmを超えるくらいの選手がいないと対処できない時代になっていると感じます。

吉田麻也の189cmでも世界に出れば普通です。今回のCB2人は槙野智章が182cm、森重真人が183cmと世界レベルでは低いくらいです。

「プレッシャー」の掛け方

サッカーでは相手にボールを保持され続けていては自分達が攻撃できないですからボールを奪取しにいかなければなりません。しかしただがむしゃらにボールを追っかけるだけではすぐに疲れてしまいます。

そこで守備時に考えるのは「プレッシャー」の掛ける「位置」と「強弱」です。どんなチームでも「相手のDFラインがセンターサークルまで来たら思い切って急激に距離を詰めてプレッシャーを掛けよう」とか「ボールが相手サイドバックに入った瞬間にサンドイッチのように挟んでDFしよう」など決まりごとがあります。

今回の東アジア杯、特に韓国戦では体力を考えてか、序盤はプレッシャーをそれほど掛けていなかった日本代表。

これがコンディショニング調整不足なのか、ハリルホジッチ監督の指示なのか、選手達の気持ちの弱さなのかわかりませんが、体力の温存ということが目的でしたら理解できます。

そして後半になると一気にギアチェンジしたかに思いましたが、興梠慎三のチェイシングは足りず、消化不良な感じに見えました。それだったら後半頭からワントップを浅野拓磨か永井謙佑にして相手のパスの出所への正確性を失わせることが大切だったのではないでしょうか。

事実、ロンドン五輪ではこの戦い方は効果を示し、メダルへあと一歩というところまで行きました。

今回は国内組のみで新戦力発掘ということもあったのでしょうが、結果が出ないままではハリルホジッチ監督の進退問題になりかねません。

バモス!!日本代表!!

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トップ・アイキャッチ画像引用元:【サッカー日本代表】 韓国戦 1−1 ハイライト 山口蛍 東アジアカップ2015 tigersugi13 YouTubeより

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One Comment

  1. 鎌田大地が日本代表に必要な理由 | FCクロコダイル
    2015年8月22日 at 9:24 AM 返信

    […] 日本代表、「フィジカル」が強い相手にどう戦うか? […]