• 2019年 8月 23日

ヨーロッパサッカーにおける永久欠番の意義〜前編〜

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Jリーグのクラブにはまだ数える程しか例がありませんが、ヨーロッパサッカーの長い歴史の中では、伝統的なクラブにおいて、選手の功績を称え、その選手が背負った背番号を “永久欠番”とする例が多数あります。

今回は前編と後編のに部構成に分け、永久欠番の代表的な例をいくつか紹介します。

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背番号3は息子に受け継がれるのか、ミランの3番パオロ・マルディーニ

16歳の若さでACミランのトップチームデビューを果たし、それから41歳で現役を退くまで、プロサッカー選手としてのキャリアを全てロッソネロ(“赤と黒”の意でACミランの愛称)に捧げた、20世紀最高のDFパオロ・マルディーニ。

デビューから引退するまでの25年間、ACミランの3番を背負い続け、セリエAを7度、CLを5度制しました。クラブに多くのタイトルをもたらし、いつしか彼はグランデ・ミラン(偉大なミラン)と称されるようになりました。その功績から彼が背負い続けた背番号3は彼の息子であるクリスティアン・マルディーニが引き継がない限り永久欠番とすることになりました。

ネッラズーロの鉄人、インテルミランの4番、ハビエル・サネッティ

日本代表の長友佑都選手が入団したことで、日本でも広く報じられるようになったインテル・ミラノ。そのインテルで外国人選手でありながら10年以上チームのキャプテンを務めた元アルゼンチン代表のハビエル・サネッティが背負っていた4番もインテルの永久欠番となりました。

彼の本職は右サイドバックでしたが、キャリアを重ねるにつれて、左サイドバックや中盤のインサイドハーフなども務め、ポリバレント(多様性)な選手として、チームに貢献し、イタリアクラブ史上初の三冠(国内リーグ、国内カップ、CL)を達成しました。

様々なポジションでプレーすることが多かったために、左サイドバックの長友選手と同時に起用されることもあり、その試合で長友選手が得点をした時にサネッティとともに披露した“お辞儀パフォーマンス”はイタリアや日本だけでなく、世界的に印象的なシーンとして報道されました。

アルゼンチンの、そしてイタリア南部都市の神童。SSCナポリの10番、ディエゴ・マラドーナ

近年はセリエAの優勝争いやCL出場権争いに加わり、強豪クラブの仲間入りを果たしているSSCナポリですが、2000年代前半はセリエBに所属するような中堅クラブでした。このクラブで唯一永久欠番となっているのが、サッカーにおいてエースが身にまとう番号である10番です。

エースナンバーであるこの番号が永久欠番になっている理由は、この中堅クラブをクラブ史上初のセリエA優勝に導いた伝説的な選手が身につけていたからです。その伝説的な選手とは、サッカー界に限らず、世界的に有名なスーパースターであるディエゴ・マラドーナです。

スペインの強豪バルセロナで、選手としての活躍は果たしましたが、それと同時にピッチ外で乱闘騒ぎを起こしたり、コカインの使用疑惑が浮上したり、よくない話が絶えなかった彼に愛想を尽かした当時の会長が、彼との契約延長を好まず、かくしてバルセロナとの契約はわずか2年で終了してしまいました。そして新天地をイタリアに求めた彼は、当時リーグ中位にとどまっていたクラブに初のリーグタイトルをもたらしました。

その後もUEFAカップなどヨーロッパタイトルも手にし、クラブに多くのタイトルをもたらしたその功績から、クラブはマラドーナが身につけていた背番号10を永久欠番としました。現役引退後は不摂生による体重増加や整形疑惑など、あまりハッピーではない話題を提供してしまう彼ですが、ナポリサポーターにとっては今でも紛れもなく、唯一無二のスーパースターです。

前編ではイタリアの伝統的な3クラブの永久欠番となっている例を一部紹介しました。後編ではイタリア以外のクラブの例も取り上げます。各クラブのサポーターの皆さんは自分のクラブに永久欠番はあるのか調べてみたり、現在活躍しているこの選手の番号は永久欠番にしたい!などと談義を交わすのも楽しいかもしれません。

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(ライター:谷口隼翔)

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2 Comments

  1. いよいよ開幕!2015-2016CLグループステージの見どころ | FCクロコダイル
    2015年9月10日 at 7:00 AM 返信

    […] ヨーロッパサッカーにおける永久欠番の意義〜前編〜 […]

    • Ice
      2016年11月14日 at 10:52 PM 返信

      You can always tell an expert! Thanks for conuirbtting.