• 2017年 4月 25日

躍進を遂げたヴォルフスブルクを分析

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2014-15シーズンのブンデスリーガを2位でフィニッシュし、長谷部誠選手在籍時の2008-09シーズン(因みに、このシーズンは優勝)以来のCL出場権を得たヴォルフスブルク。

新進気鋭のMFジュニオール・マランダを不慮の事故で亡くすという悲しい出来事があったものの、唯一無二の存在であるMFケヴィン・デ・ブライネの活躍なくしてこの躍進はあり得ませんでした。ただ、決して彼だけで成し得た結果ではありません。

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デ・ブライネ獲得が奏功、その一方で・・・

チェルシー(イングランド)で燻っていたデ・ブライネが想像以上の活躍を見せたという事が最大の要因ですが、必ずしもそれだけではありません。潤沢な資金に基づいて積極的な補強をしてきたにも関わらず、なかなか結果が残せない時期が続きましたが、かつてドルトムントに所属し、ポジションを得られずにヴォルフスブルクへ移籍したMFイヴァン・ペリシッチがすっかりチームの軸として定着しました。FWバース・ドストが好不調の波がありながらも、復帰後にハイパフォーマンスを見せたという事も要因のひとつです。

この3人にMFマキシミリアン・アーノルドなどを加えた高速カウンター戦術が見事に奏功しました。一時期低迷していたチームをクラウス・アロフスSDが、かつてブレーメンで見せた選手発掘能力でチームを見事に蘇らせた事も大きな要因です。

ただ、どうしてもデ・ブライネのチームであるという点は否めず、彼の20アシストというブンデスリーガ新記録が、それを物語っています。デ・ブライネ同様、所属先のアーセナルで全く出番を得られず冬の移籍市場でヴォルフスブルクに移籍したアンドレ・シュールレも、トップフォームに戻せず、またデ・ブライネとの相性やチーム戦術との問題もあり、今季は1ゴールのみという成績で終わってしまっています。

潤沢とは言えないフォルクスワーゲンからの支援

ブンデスリーガの中でも潤沢な資金を擁していると言われるヴォルフスブルクですが、バイエルンのそれとは比較にならず、CLに出場する来季に向けて、チーム力の強化が最大の課題です。今後、フォルクスワーゲンからの支援が減るという噂もあり、2008-09シーズンの優勝後に低迷期に陥った様な歴史を繰り返す可能性もあるのです。

またデ・ブライネが昨季は全試合に出場していましたが、仮にデ・ブライネがケガ等で出場できなくなった場合のオプションが、このチームには欠けていると言えます。昨季は公式戦でほぼ全試合に当たる51試合に出場しており、疲労はピークに達しているとも考えられ、プレシーズンの過ごし方に注目です。

ヴォルフスブルクの来季の動向は?

デ・ブライネに移籍の噂が絶えませんが、それ以外の選手はほとんどが残留の方向となっており、戦力が格段に下がるという事は避けられそうです。またMFルイス・グスタヴォやDFナウドが2014-15シーズンと同様の活躍ができれば、大崩れするという不安はまず無いといえます。

まずはデ・ブライネの残留に全力を尽くすと共に、来季のCL出場に合わせたターンオーバー要員の確保が必要ですね。

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トップ・アイキャッチ画像引用元:Dortmund Caught Napping Again! Wolfsburg Strike after 41 Seconds Bundesliga YouTubeより

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One Comment

  1. トゥヘル監督の体制が動き出したドルトムント。その構成は? | FCクロコダイル
    2015年8月17日 at 11:11 AM 返信

    […] ・躍進を遂げたヴォルフスブルクを分析 […]