• 2017年 7月 23日

バルセロナの10番が真のオールラウンダーへ-メッシ時代の終焉!?

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ヨーロッパサッカーのシーズンが終わり、現在多くのサッカーファンはその目を南米で開催されているコパ・アメリカに移しています。バルセロナで数々のタイトルを手にしてきたにも関わらず、代表チームにおいてはビッグタイトルを未だ獲得したことがないメッシ。果たして悲願の代表タイトルを獲得することはできるのでしょうか…?

そんな代表チームで奮闘中の彼が来季からはクラブでも個人タイトルを獲得できなくなっていくのではないかと、一部のサポーターたちから心配されているのをご存知でしょうか。今回はその所以を以下にご紹介します。

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時代に名を刻む、驚異的な記録

14-15シーズン、史上初2度目のトレブル(リーグ戦、国内カップ戦、CLの三冠)を達成したバルセロナの中で、もはや生ける伝説と化しているバルセロナの10番の活躍は驚異的でした。ゴール数はリーグ戦で38試合に出場し、43得点(CR7の48得点に次いで得点ランキング2位)。CLで13試合に出場し、10得点(CR7、ネイマールと並び得点ランキング1位)。

ここ数年、メッシとCR7は”1試合に1得点ペース”でゴールを量産しているため、我々サポーターたちの感覚も若干麻痺していますが、改めて数字で振り返ると物凄い記録を残しており、まさしく現代のサッカーはこの二人の時代と言っても過言ではありません。

得点だけじゃない。メッシの知られざる変化

今シーズンのメッシは得点数に加えて、もう一つの興味深い記録を残しました。それはアシスト数、パス数の増加です。実は今シーズンのメッシはリーガ、CL共にアシストランキングで1位(リーガでは18アシスト、CLでは5アシスト)に輝いています。更に、リーガでのパス数は2,333本を記録し、リーガ全体でトップ3にランクインしました。

2,333本がどれだけ多いのかというと、リーガで活躍する選手の中で2,000本以上パスを出した選手は6人しかおらず、メッシを除く5人は全てMFもしくはDFの選手です。また主要4大リーグ(スペインの他にイングランドとイタリアとドイツ)に枠を広げてみても、ストライカーでありながら2,000本以上パスを供給した選手はメッシを除いて他にはいません。

選手としての進化が、記録の足止めをもたらす?

この記録から推察されるのが、「メッシはもうストライカーではなく、得点しながらもゲームメイクができる、真のオールラウンダーへの道を歩み始めているのではないか?」ということです。シャビがチームを去ってしまった来シーズンは、今シーズンに比べてさらにこの10番が最前線で待ち構えるのではなく、中盤に下りてイニエスタやラキティッチと共にゲームを作っていく役割を担うことが予想されます。

ここで危惧されるのが、ゴールから遠ざかってプレーする機会が増えることで、ゴール数が減ってしまうのではないかということです。

ライバルの更なるストライカー化

更に、レアル・マドリードの監督に新しく就任したベニテスは、CR7をワントップで使うシステムを構想している噂があります(ベイルを本職の左サイドで使いたいなど様々な兼ね合いがあるそうで)。

アンチェロッティ監督時代から既に守備は免除されていましたが、今まで以上に彼がゴール前で待ち受けるシーンが増えることが予想され、それはつまり彼がこれまで以上にゴールを量産することが考えられます。

記録に残らなくなった時…

時代を作るのはいつもサポーターたちの記憶か、選手たちが作る記録です。記録は半永久的に残り続けますが、記憶はいつか薄れていってしまいます。

メッシが真のオールラウンダーとなったら、これまで以上にボールに絡む回数が増え、素晴らしいプレーを見せてくれるかもしれませんが、その見返りとして得点王など目に見える記録に残ることが減ってしまう可能性があります。表面的な見方をすると、それはつまり、ある意味メッシ時代の終焉と表現できてしまうのかもしれません。

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版権: sportgraphic / 123RF 写真素材

(ライター:谷口隼翔)

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