• 2017年 6月 22日

セリエAを活性化させたジェノアとサンプドリア。ジェノバ勢の切磋琢磨

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セリエAを活性化させたジェノアとサンプドリア。ジェノバ勢の切磋琢磨

王者ユヴェントスが首位を独走して今年もスクデットを獲得したセリエAですが、2位争いのローマやナポリに「待った」をかけ、ミランやインテルのミラン勢などを中位に追いやった(この2チーム自体の不調もあるが)のは、紛れも無くジェノアとサンプドリアの両チームです。

イタリア北部を代表する港町・ジェノバにあるこの2つのライバルチームですが、今シーズンの躍進の要因は何だったのでしょうか。

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徹底したメンバー固定を配した奮闘ぶり

両チームに共通して言える事は、シーズンを通したケガ人が少なかった事と、それによりメンバーが固定できた事です。特にここ数年はセリエBへの降格ゾーンのぎりぎりで終わっていたジェノアは、2009-10シーズンぶりの一桁順位となりました。今シーズン3敗しかしていないユヴェントスにホームで土をつけたのもジェノアです。

キャプテンのアントネッリをミランに「強奪」されるというハンデも何のその、チームの若き司令塔ベルトラッチや今シーズンにラージョ・バジェカーノから加入したイアゴを中心にほぼ連敗の無い戦いぶりを見せました。リーグ4位の62得点を稼ぎ出したのです。FW陣の得点が少ないという事もあり(マトリの7得点が最多)、FWの獲得は来季の大きな補強ポイントと言えます。

得点力さえあれば、CL争いも・・・

そしてサンプドリアも同様で、2011-12シーズンをセリエBで過ごし、またセリエAに定着しつつあるところですが、失点はリーグ4位とジェノアよりも少ないものの、得点も同様に少ない事が最後まで響きました。特にシーズン当初のスタートダッシュは目覚ましいものでしたが、徐々に失速。とにかく3得点以上を記録した試合が3試合しかなく、リーグ最多の17引き分けが象徴している様に、なかなか勝ちきれなかったという事と、重要どころの試合で守備が踏ん張りきれずに敗れてしまうという悪循環となってしまいました。

昨シーズン途中から加入したオカカが期待はずれであったのもありますが、シーズン途中に加入した、久々の「ビッグネーム」であるエトーも2得点しか挙げられませんでした。サンプドリアも来年に向けて監督がミハイロヴィッチから代わりますが、同様に深刻な得点力不足を補う補強が必要となります。

そして最後はこんなオチが・・・

今シーズンを6位で終えたジェノア。コッパ・イタリア優勝のユヴェントスがCLに出る為、クラブ初となるEL出場権を得たはずでした。しかし「書類の不備」という理由でUEFAライセンスが発行されず、再度の異議申し立てを行うも結局は拒否されてしまい、EL出場権は7位のサンプドリアの手に渡ってしまいました。

これは、両チームのホームスタジアムであるスタディオ・ルイジ・フェラリスがUEFAの規定を満たしていないという事に気づいたサンプドリアが、代替会場としてサッスオーロのマペイ・スタジアムでの開催を表明した事が奏功したと言えます。名物会長であるマッシモ・フェッレーロは、さぞかし笑いが止まらないことでしょう。

貴重な収入源をみすみす逃すことになってしまったジェノア。来季の補強にも大きな影響を与える事は確実であり、現在の順位をキープするのも困難になるかも知れません。

画像:ジェノアのCF、マウリシオ・ピニージャ(版権 sportgraphic / 123RF 写真素材

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One Comment

  1. セリエAを活性化させたジェノアとサンプドリア。ジェノバ勢の切磋琢磨 | FCクロコダイル | 日刊☆なんでもトピックス!
    2015年10月14日 at 9:31 AM 返信

    […] の試合で守備が踏ん張りきれずに敗れてしまうという悪循環となってしまいました。 [引用元] セリエAを活性化させたジェノアとサンプドリア。ジェノバ勢の切磋琢磨 | FCクロコダイル […]