• 2017年 3月 27日

敏腕弁護士の会長ホセ・マリア・デル・ニドの改革で躍進を遂げたセビージャ

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リーガ・エスパニョーラを5位でフィニッシュし、ELでは2連覇を達成、見事に来季のCL出場権を得たセビージャ。ここ数年ではバルセロナ、レアル・マドリード、アトレチコ・マドリードに次ぐ存在となるまでに躍進しているチームですが、躍進のポイントは果たして何だったのでしょうか。

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やり手弁護士ホセ・マリア・デル・ニドが見据えた先

俗に言うところの「エレベーターチーム」に近い存在であったセビージャを大きく変えるきっかけとなったのが、2002年に会長に就任したやり手弁護士ホセ・マリア・デル・ニドの存在でした。4000万ユーロにも及ぶ負債を抱え、財政が悪化していたチームを再建する為に、まずGKとしてセビージャで活躍していたラモン・ロドリゲス・ベルデホにスポーツディレクターの職を託し、スカウティングと下部組織の拡充に注力します。

その結果、ホセ・アントニオ・レジェス(現在はセビージャに復帰)やセルヒオ・ラモス(現レアル・マドリード)を発掘し、生え抜きのふたりを高額の移籍金でビッグクラブへ移籍させる事に成功しました。その他にもダニエウ・アウヴェス等々の売却にも成功し、これらの移籍金はクラブの財政改善に大きく寄与する事となり、クラブ経営の健全化、収支の黒字化を図る事に成功したのです。

主力選手を放出しつつも、若手・ベテランの有望選手を中心にフリーもしくは安価の移籍金で獲得する事を毎年繰り返す事により、チームの戦力バランスを保つ事に成功したのは特筆すべき事と言えます。

ヨーロッパの「頂点」、そして変化の時・・・

そしてリーガ・エスパニョーラでも上位を狙えるまでに成長したセビージャは、2005-06シーズンにUEFAカップに優勝したのです。またUEFAスーパーカップでもミランを下して優勝するなど、ヨーロッパにおける大きなタイトルを手にしたのです。ここまで順調にチームを改革してきたデル・ニド会長ですが、急転直下、会長職を追われる立場となるのです。2011年に、弁護士時代の汚職・横領の罪で有罪となり、実刑判決が下ってしまい、会長を辞職する事になりました。それでもベルテホSDは健在であり、ホセ・カストロ新会長のもと、新たな出発を果たすのです。会長変われどチームのスタンスは変わらず。「安く仕入れて高く売る」というビジネススタイルは継承されており、最近ではFWカルロス・バッカに代表される様に、彼も2シーズン連続で結果を出している選手であり、今後の動向が注目されていますし、昨季の活躍が評価されてバルセロナに引き抜かれたMFイヴァン・ラキティッチもシャルケから獲得したよりも数倍の移籍金(非公表)を得る事に成功した選手であるのです。

歴史は繰り返される

今季ELで優勝し、来季はCLのステージに立つセビージャですが、今季活躍した選手は来季も残っているのか注目されるところです。早速今季アルメリアから獲得したばかりのMFアレイクス・ビダルをバルセロナに売却する等々、「草刈り場」と化す・・・と思いきや、既に今季ラージョ・バジェカーノで活躍したFWガエル・カクタの獲得を目指すなど、やはりチーム戦略に抜かりなし、と言えますね。

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