• 2019年 10月 19日

凋落ぶりの激しいミラノ勢。来季はどう変わる?

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来季は両チーム共に欧州リーグへの「挑戦権」を失ったミラノ勢。特にミランの凋落ぶりに、多くのクラブOBが批判的な意見をしている程です。かつての栄光とは程遠い状況であるミランと、上昇するきっかけを掴めずにもがき苦しんでいるインテル。イタリアを代表するミラノの両チーム、来季はどの様に変わるのでしょうか。

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監督云々の問題ではないミラン、勝負強さが消えたインテル

ミランの迷走が始まったのが2012-13シーズンです。チーム財政が急激に悪化したこのシーズン開幕前に、主力選手のイブラヒモビッチやチアゴ・シウバ、そしてネスタを放出し、緊縮財政からの一時的な脱却に成功すると、冬の移籍市場で獲得した選手がフィットして3位でフィニッシュも、シーズンオフにはチームのキャプテン、アンブロジーニをフィオレンティーナに放出してしまいます。チームの軸がいなくなったミランは全く噛み合わず、現ユヴェントス監督のアッレグリを更迭し、チームOBであるセードルフを監督に据えるも状況は変わりませんでした。そして2014-15シーズンはフィリッポ・インザーギを監督に据えますが、状況は全く変わっていません。むしろ悪化しているとも言えるでしょう。

対するインテルですが、こちらも資金難の影響を受けている他に、かつての「三冠」メンバーの退団による影響は非常に大きく、また結果を残せず監督が毎年代わるという悪循環に陥っています。特に今年は開幕から新加入選手が期待はずれに終わり、中位に低迷しました。冬の移籍市場でシャキリやポドルスキらを獲得しましたが、全くと言っていい程チームにフィットせず、結局7位でシーズンを終えています。

両チームに足りない「何か」

ミラン、インテルに決定的に足りないのが、チームの精神的支柱です。かつてはミランではバレージやタソッティ、マルディーニにガットゥーゾ、インテルではサネッティの様に、チームをひとつにまとめ上げるベテランが存在していましたが、今のミランとインテルは「多国籍軍」に過ぎません。また特にミランに関しては、チームをまとめるインザーギ監督もトップチーム指揮は初という状況では、戦術以前の問題と言えます。またフロントの計画性の無い補強策もチームを混乱に陥れたと言えます。

オーナーが代わったインテルの様に、ミランも実質的なオーナーが代わろうとしています。次期監督にレアル・マドリードを解任されたカルロ・アンチェロッティを推す声もありますが、監督の首をすげ替えるだけで、チームが飛躍的に向上する訳がありません。

今後はFFPの規制も・・・

FFPの規制による影響が徐々に出始めており、インテルは来季開幕前までに、現在の主力選手数人を放出しなければならないと言われています。資金難である事はミランも同様であり、フリーで獲得できる選手を高年俸で獲得してきた影響がチーム経営に暗い影を落としています。ミランもフリーで獲得した選手を、ある程度の移籍金が見込めれば放出すると言われており、チーム再編成に向けて、まずは現有戦力の見極めと、放出によるチーム経営のスリム化が先決と言えるでしょう。

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