• 2019年 9月 18日

今こそ正しく理解したいFFP(ファイナンシャルフェアプレー)

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サッカーのニュースなどで度々「FFP」という言葉が出てきます。これは「Financial Fair Play(ファイナンシャルフェアプレー)」の略で、UEFAが制定した財務面のルールです。サッカー関連のニュース記事ではよく聞くキーワードですが、意外にもどういうチームが適用されるのか等々分からない方も多いかと思います。

今回は実際にFFPはどの様な縛りがあり、どの様な罰則があるのか、分かりやすく解説します。

UEFA独自のルール

このFFPですが、2014-15シーズンから導入され、UEFA管轄のクラブチーム全てに適用されます。制定された目的としては、クラブチームの赤字経営を撲滅し、今年のパルマに見られた様な、クラブの破綻やそれによるリーグへの影響を事前に食い止める為の仕組みです。要は、クラブの収入を上回る支出は、今後は完全にNGとなるのです。但し、育成に関する費用と、スタジアム建設や改修など、クラブ運営に必要不可欠となる費用は、カウント対象外となります。

FFPで対象となる収入については、選手移籍時の移籍金やスポンサー収入、入場料収入、放映権料、グッズ販売の利益などが対象となり、この中にはオーナーの「ポケットマネー」は含まれません。チェルシーなどのビッグクラブにおいて、これまでオーナーのポケットマネーで選手を獲得していたクラブは、ポケットマネーが収入にカウントされない場合、支出だけが大幅に増えてしまう形になり、大幅な赤字を計上する事になりますので、今後の補強計画を修正する必要があるのです。

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UEFAから与えられた救済措置

FFPのルール適用により、赤字経営のチームにはすぐに参加資格を与えない、というものではありません。実質的には2018-19シーズンからは本格的に運用されるものであり、それまでの間は「救済措置」が執られます。救済措置とは言っても、今シーズンは赤字額を4,500万ユーロ以内、2015-16シーズンは3,000万ユーロ以内に収めないとなりませんので、それ以上の赤字を抱えるチームには罰則が与えられます。実際にはこの2018-19シーズンを迎えるまでに、赤字経営のチームや多くの負債を抱えるチームは、抜本的な対応を取らなければなりません。

中には収入を増やす為に主力選手を放出せざるを得ないチームもありますので、チーム力が明らかに落ちてしまうチームも出てくる事が想定されます。

クラブチームへの罰則

赤字が解消されないチームに関しては、UEFAクラブライセンスの剥奪という重いペナルティが科せられます。その結果、最悪の場合CLやELへの出場権を剥奪され、軽くても大会への登録メンバー減少や罰金などのペナルティが待っているのです。2014-15シーズンも、インテルなど10クラブに罰金および来季の欧州リーグ登録選手数の削減などのペナルティが科されています。ただ、UEFAと和解するケースもあります。

制度の「抜け穴」

従来、オーナーのポケットマネーで選手を獲得してきたチームに関しては、このFFPでは収入に入らず支出のみが増えてしまい、どうしても赤字となってしまいます。この制度の「抜け穴」として、オーナーの関連する会社をチームのスポンサーとし、ポケットマネーをスポンサー収入として計上するという事も考えられます。いずれ、FFPの罰則内容等UEFAで検討が進み、更に厳しい「縛り」があるかも知れませんね。

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版権: ververidis / 123RF 写真素材

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One Comment

  1. フリーキックの魔術師!ハカン・チャルハノール | FCクロコダイル
    2015年6月19日 at 6:31 AM 返信

    […] 今こそ正しく理解したいFFP(ファイナンシャルフェアプレー) […]