• 2017年 10月 18日

バイエルンが目指す未来とは?

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バイエルンミュンヘンといえば、押しも押されぬドイツの盟主です。ドイツ国内では24回のブンデスリーガの優勝を数え、ヨーロッパでもチャンピオンズリーグ(チャンピオンカップを含む)優勝5回の実績を誇ります。一昨年にはリーグ・国内カップ・チャンピオンズリーグの三冠を達成、昨年は元バルセロナのヴァルディオラ監督を招聘し国内リーグを制しました。そんなヨーロッパのトップチームであるバイエルンは、いったいどのような未来を見据えてチームを進めているのでしょうか。グァルディオラ(ヴァルディオラ)を招聘した狙いも含めて、考察します。

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2014ー15シーズンのバイエルン

バイエルンのサッカーの変化から見ると、2014-15シーズンのテーマはポゼッションフットボールの進化といえるでしょう。昨年度は4-1-4-1を基本フォーメーションとしながら、ボランチの位置に両サイドの選手が入ってくるという、まったく新しいサッカーを展開していました。今季は3バックにゲームコントロールに秀でた選手を配置するという、新たな挑戦に取り組んでいます。監督のヴァルディオラは非常に研究熱心で、新たなシステムに取り組むことに躊躇がありません。そしてそのすべては、攻撃的でボールキープを前提として構築されています。今のバイエルンは、ポゼッションという方針を明確に打ち出して、それをさらに深め世界にも類をみないサッカーを展開しています。バイエルンはピッチ上のサッカーで世界の最先端を走るようなクラブを目指していると言えます。

ドイツの盟主

バイエルンの未来を語る上で、ドイツの盟主であるという点が非常に重要です。バイエルンはドイツ国内でNo1のクラブであるということを、クラブのもっとも重要な点と考えています。そのブランドがもたらす効果を、バイエルンほど理解しているチームはありません。ドイツ国内での圧倒的な知名度が、優秀なドイツ人選手をバイエルンに移籍させることに対して、非常に大きな価値を発揮しています。また、ほぼ必ずチャンピオンズリーグへの参加権を獲得しているために、国際的にも選手に対するブランド力を発揮できています。

そのためバイエルンの補強戦略は非常に極端です。ドイツの他のチームから戦力を補強する一方、ドイツ国内へのスター選手の放出は殆ど行いません。放出先としてはプレミア・リーガ・セリエAが殆どです。移籍一つとってもドイツの中でバイエルンが強者としての地位を築くための戦略に繋がっているのです。

だたし、この戦略はブンデスリーガの競争力をそぐ結果にもなるため、ドイツ国内でも賛否が分かれる内容となっています。事実ブンデスリーガは、観客動員数では世界一ですが、コンテンツとしての人気では他のリーグに差をつけられています。

世界的なクラブとしてのバイエルン

バイエルンが目指している形の一つがバルセロナです。バルセロナはもともと世界的に有名なクラブではありましたが、ポゼッションという魅力的で美しいサッカーを実現する事で、さらに世界的な名声を高めました。バイエルンはバルセロナの成功を見て、ピッチ上での魅力的なパフォーマンスが、クラブのさらなる発展を呼び込む可能性があることに気付いたはずです。バイエルンは今までもピッチ上での結果にはこだわってきましたが、プロセスにはそれほどこだわっていませんでした。質実剛健で無骨であっても、最後に勝利する事こそが美徳だったバイエルンが、さらなる成功のために美しさや先進性を手にしようとしているのが、現在のプロセスです。

とはいえ、そういったプロセスを託せる指揮官はそれほど多くありません。今はグァルディオラという不世出の監督にチームをゆだねていますが、次はいったい誰が後を継いでその革命を続けていくのでしょうか。バイエルンの挑戦の今後から目が離せません。

(アイキャッチ:YouTube/バイエルン スーパープレイ集より)

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