今年のブンデスリーガはバイエルン・ミュンヘンが優勝しましたが、特に実力的に中堅と思われていたチームの躍進があったり優勝候補の一角とされていたチームが一時は最下位に転落したりなど予想外の出来事も起きました。バイエルン以外の他チームに目を向けると、様々な注目すべき若手選手がピッチを躍動しました。各選手の注目度と貢献度について採点してみたいと思います。
ユリアン・ドラクスラー(MF/シャルケ04)
注目度:★★★★☆
貢献度:★☆☆☆☆
他リーグへの移籍の噂が絶えない中で、今シーズンは残留となりました。シャルケでの活躍を期待されましたが、ハムストリングの負傷により約5ヵ月もの間を棒に振ってしまいました。復帰後もパフォーマンスが上がらず、思うような活躍ができていません。彼がシーズン中フルに活躍できていたのであれば、来期のCL出場権を獲得できたかも知れません。果たして、来期は移籍してしまうのでしょうか。
ケヴィン・デ・プライネ(MF/ヴォルフスブルク)
注目度:★★★☆☆
貢献度:★★★★★
チェルシーで燻っていた選手を昨年の冬にヴォルフスブルクが迎え入れた当時はあまり目立った活躍が見られず、即戦力とされながらもあまり注目はされていませんでした。今シーズン、蓋を開けてみればゴールにアシストに大活躍。ゴールアシストの活躍を見せました。ブンデスリーガMVPを獲ってもおかしくない程の活躍ぶりで、今夏の移籍市場での注目株と言えます。CL出場権を獲得したチームに残るのか、よりステップアップをする為に移籍するのか、注目されます。ベルギー代表の今後を背負って立つであろう彼を獲得するには、約80億円程度が必要とされています。
ハカン・チャルハノール(MF/レヴァークーゼン)
注目度:★★★★☆
貢献度:★★★★☆
ブンデスリーガで4位に位置するチームにおいて、彼の活躍無くしては、この躍進は為し得なかったかも知れません。MFらしからぬ得点力で、特にCL決勝トーナメントで見せたFKは圧巻。今夏も移籍の噂が絶えませんが、レヴァークーゼンがCLの出場権を獲得できた為、来季もレヴァークーゼンに残留する事が濃厚です。
マクシミリアン・アーノルド(MF/ヴォルフスブルク)
注目度:★★★★☆
貢献度:★★★☆☆
ヴォルフスブルクの最年少出場・最年少ゴールを保持しています。昨年にドイツ代表にもデビューした新鋭MFである彼は、昨季同僚のジエゴからトップ下を奪い取った逸材は今年も大活躍。ゲームメイクだけでなく、強烈なミドルシュートも併せ持っています。数字的には物足りなさは否めませんが、来季CLのステージで活躍する事が期待されています。
ヨハネス・ガイス(MF/マインツ)
注目度:★★★☆☆
貢献度:★★★★☆
日本代表FW岡崎慎司の所属するマインツが誇る、若きアンカーMFです。今季はほぼフル出場をしているだけあり、チームの信頼を完全に得ています。得点力もあり、トニ・クロースに続く逸材になる可能性を秘めています。昨年までの恩師であったトゥヘル監督が来季からドルトムント監督に就任するに当たり、既にガイスと接触しているとの事で、来季は元・恩師のもとで黄色いユニフォームを袖に通しているかも知れません。
以上、注目の5選手をご紹介しましたが、やはり貢献している選手の所属チームが上位に食い込んでいるのが、よく分かります。一人でもブレイクした選手がいると、やはり勢いが違いますね。ビッグクラブに引き抜かれて買い殺されるなら中堅クラブに所属してもらって活躍を期待したいですね。
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