• 2019年 6月 19日

「9」という数字の重み。WSD2015.05.07レビュー

(AD)                 

WSD2015.05.07レビュー

ひとつ前の号になりますが、ワールドサッカーダイジェストNo.434 2015.5.7のレビューです。今号では、「9」番、正統派ストライカーの系譜について紹介しています。

今日のストライカーに与えられた役割は以前とは異なるものですが、ストライカーといえど、役割として「CF型」「ウィング型」「トップ下/セカンドストライカー型」の3種類に分かりやすく分類しており、メッシ、ネイマール、ミューラー、メネーズなどの一部選手はタイプをまたがるオールラウンドな選手として紹介されています。

スポンサーリンク

5大陸の「9」番

イングランド、オランダ、イタリア、アルゼンチン、そしてブラジルの5カ国の歴代「9」番について考察しています。かつての「9」と言えば、リネカー、ファン・バステン、パオロ・ロッシ、バルダーノやマティストゥータ、そしてロナウドやロマーリオの様な蒼々たる顔ぶれが並びますが、最近ではルーニーやケイン、バロテッリ、ファン・ペルシ、イグアイン、そしてフレッジ等、「9」番としての役割が変わっている国と、本質的な役割は変わっていない国とに分かれている事がよく分かります。

そういう意味では、イングランドは戦術的にも変革期を迎えているのかも知れません。

「9」番の格付け

各チームの「9」番を、今シーズンのゴール数、推定市場価格、所属クラブのランクとチーム内での位置づけの3種類を数値化し、ランキングしています。

その結果は、1位はジエゴ・コスタ(チェルシー/イングランド)、2位はアグエロ(マンチェスター・シティ/イングランド)、3位はベンゼマ(レアル・マドリード/スペイン)となりました。トッテナムの新星・ケインは8位にランキングされていますが、ビッグクラブに移籍すると一気に4位にランクアップしますので、それ程の実力があるとも言えます。

一方、スアレス(バルセロナ/イングランド)は5位にランクイン。ゴール数の少なさ(10ゴール)がダイレクトに影響していますが、これはバルセロナに所属している以上は、致し方ないとも言えます。あと10ゴール多く取れる実力はあり、取れば1位にランキングされるのですが・・・。

歴代の「9」番ランキング

8カ国の著名な記者が、歴代の「9」番を背負った選手をランキングしています。結果、1位は断トツでロナウド(ブラジル)となりました。2位にはゲルト・ミュラー(ドイツ)、3位にはファン・バステン(オランダ)が入りました。

やはりフェノメノ(ロナウドの愛称、超常現象の意味)のインパクトは絶大で、8人中5人が1位に選出しています。現役の選手では、イブラヒモビッチ(スウェーデン)とクローゼ(ドイツ)の7位が最高位となっています。

栄枯盛衰・・・・・The Journalistic

毎号恒例のこのコーナーですが、今号で印象深いのは、ブラジル人スタープレイヤーの栄枯盛衰です。ロナウジーニョとカカについて書かれており、いずれもビッグクラブで大活躍をした選手なのですが、今やプライベートが災いしてメキシコでも干され気味なロナウジーニョと、アメリカでも母国ブラジルでも歓迎されているカカ。

異国でのプレーへの柔軟性もさることながら、サッカーに対する姿勢の変化や「燃え尽き症候群」など、ちょっとしたきっかけで簡単にサッカー選手としての地位が転落してしまう怖さを思い知らされます。

関連記事

画像:ワールドサッカーダイジェスト2015.05.07(日本スポーツ企画出版社)

スポンサーリンク