• 2019年 10月 19日

バイエルン・ミュンヘンのクラブ経営成功の秘密をひも解く

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バイエルン・ミュンヘンといえば言わずと知れたドイツの名門クラブ。ドイツサッカー史上最も成功したクラブであり、先日ブンデスリーガ2014-2015シーズンで優勝を果たし三連覇を達成しました。しかもこれまで一度も1部から降格したことがなく、過去50年間で三連覇4回、二連覇3回、シーズン別平均順位が2.7位という驚異的な数字を残している絶対王者といえます。

そんなドイツ国内では敵なしのバイエルンですが、クラブの経営面でも世界的に最も成功しているクラブの一つなのです。昨年10月には2013-2014シーズンの決算においてサッカークラブとして世界最高の売上を記録したと報道され、サッカー界だけでなくプロスポーツ界で注目が集まっています。

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好調な売上を支える要因とは

デロイト監査法人による各クラブの財務情報を調査したレポート「Football Money League」の2014年版(2013年の結果をまとめたもの)によると、バイエルンの売上は4億3120万ユーロ(約604億円)でレアル・マドリッド、FCバルセロナに次ぐ3位でした。さらに同レポートの最新2015版では同じく3位ですが、4億8750万ユーロ(約683億円)と順調に売上を伸ばしており、2011年と比較すると約1.5倍もの売上増を達成しています。

ではその売上増を支えている要因は何なのでしょうか。内訳をみてみると、2014年における売上の18%がチケット収入、22%が放映権収入、そして60%もの割合を占めるのが広告・マーチャンダイズ収入、つまり広告やグッズ関連の収入になっているのです。では2011ではというと、広告・マーチャンダイズが53%なので7%の増加となっています。総売上に対する広告・マーチャンダイズ収入の比率としてはいずれにしても高い割合ではありますが、単純にそれだけでこの4年間で約230億円も増加した計算になるのです。

高い割合の広告・マーチャンダイズ収入が意味することは?

これほどまでに広告・マーチャンダイズ収入の割合が高いのは他のトップクラブと比べても一目瞭然です。毎年、総売上トップに君臨するレアル・マドリッドは2014年の広告・マーチャンダイズ収入割合が42%、前年の4位から2位に躍り出たマンチェスター・ユナイテッドの場合は44%、前年2位だったFCバルセロナは38%と、いずれの場合も毎年40%前後で推移しています。

バイエルンの広告・マーチャンダイズ収入比率の高さは、他のトップクラブと違い堅実で黒字経営を続けられている秘訣の一つと言えるかもしれません。入場料収入というのはスタジアムの収容人数が決まっているため爆発的な売上増はあまり期待できません。放映権収入もテレビ局など他者に依る要素が多く、計算するのが難しいものです。しかし、広告・マーチャンダイズに関しては自社の努力によって大きく変えることができるのです。

日本においてサッカーに興味を持った人以外にはあまり知名度が高いとは言えないバイエルンですが、クラブの経営手法や経営戦略という観点から見ると世界的にも間違いなくトップであると言えます。サッカーだけにとどまらず、どのプロスポーツ球団も参考にすべき事例なのではないでしょうか。

CL準決勝でバルセロナとどのような戦いを・・・?

CLでの戦いもいよいよ佳境を迎えています。グアルディオラ監督の古巣であるバルセロナとの戦いが控えているバイエルン・ミュンヘン。同じポゼッションを得意とするチームですが、結果はいかに?

バイエルン・ミュンヘンはエースロッペンがまたも負傷し、戦力ダウンは否めません。それに反し、「MSN」と呼ばれるバルセロナの強力スリートップ(メッシ、スアレス、ネイマール)が好調を維持しています。

バイエルン・ミュンヘンが正攻法で戦うか、それとも奇襲をしかけるのかはグアルディオラ監督の手腕が問われるところであります。

今年のクラブワールドカップの開催が日本で行われることが決まりました。バイエルン・ミュンヘンかバルセロナかレアル・マドリードかユベントスのいずれかが日本に来ます。どのチームが日本で稼ぐのでしょうか?経営面でもCLを優勝することでかなり変わってくるはずですから経営陣も負けられない戦いになるでしょう。

版権: / 123RF 写真素材

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One Comment

  1. 世界がお手本にすべき、ブンデスリーガ成功の理由とは | FCクロコダイル
    2015年5月15日 at 9:17 AM 返信

    […] バイエルン・ミュンヘンのクラブ経営成功の秘密をひも解く […]