• 2019年 10月 19日

セリエAの胸スポンサー事情/後編

(AD)                 

Udinese Lazio  promo Lazio Style Channel   YouTube

20チーム中7チームが胸スポンサーなしという状況の中で、どのように対策を図っているのか。前回に引き続き、凋落を続けるセリエAの胸スポンサー事情の後半です。ラツィオなどが取り入れている、1試合限定のスポットスポンサーは、チームの財政回復に貢献できるのでしょうか?

スポンサーリンク

胸スポンサーの、新たなカタチ

2007-08シーズンから胸スポンサーが入っていなかったラツィオに、2013-14シーズンには久々の胸スポンサーが入りました。これは、ラツィオの選手がメディカルチェックに利用するパイデイア病院が1試合限定(ローマダービーのみ)でスポンサーになったものであり、ファンを驚かせました。1試合あたりの契約料は公表されていませんが、ただでさえラツィオは経営難ですので、この様な「スポット契約」で小銭を稼ぐ方法に方向転換したのかも知れません。パイデイア病院の他にも、インドネシアツアーでのプレシーズンマッチでは現地企業と契約するなど、数社とスポット契約をしています。

同様の動きは他チームにも見られ、インテルはアジアツアーのみのスポンサー契約を締結していますし、最近ではユヴェントスの胸にミラノ国際博覧会「Expo 2015」が4月の3試合限定で掲示されています。ただこのケースは、スポンサーのフィアット自体がExpo2015のスポンサーでもありますので、事情が少し異なります。

実際のチームにもたらす影響は?

ファンの関心事といえば、購入するユニフォームにスポンサー名が付いているかどうかです。スポンサーが変わるたびに、ユニフォームを買うという熱心なファンもいます。ラツィオの場合、一時期日本でも「PAIDEIA」のロゴの入ったユニフォームが欲しいという方が多かったのですが、残念ながら日本国内では入手不可でした(イタリアでも、ごく限られた商流で、オーセンティックモデルのみ流通した為、非常に高価となってしまいました)。イタリアでは俗にいう「パチもん」のユニフォームの方が数多く流通しており、正規品を買う動きが少ない為、それがチームの経営面にも反映されていると言えるでしょう。有名選手が加入するとユニフォームの販売数が大幅に上がると言われていますが、これはスポンサーの有無・変更にも同様に言える事なのです。

それでも根本的な解決策にはならず

ローマも同様の施策をすれば、ある程度の「小銭稼ぎ」にはなるかも知れませんが、ローマはご存知の通りアメリカ人オーナーの潤沢な資金力があり、あまり目先のお金には固執していないのかも知れませんね。イタリア経済の衰退が叫ばれて久しいですが、他のプロヴィンチア(地方)のチームでは、恐らく数試合限定でもスポンサードしてくれる企業・団体が出てくるのは至難の業かも知れません。

また、市場価値の下落の要因は、イタリア経済自体の問題と共に、人種差別チャントなどを中心としたティフォージの問題などがあり、セリエA全体で取り組むべき問題が山積しています。胸スポンサー有無は、チームの収入に大きな違いを生みますが、そもそもリーグの市場価値が低いままだと本末転倒です。確かにスポット契約は有効かも知れませんが、根本的な資金枯渇の解決策とは言えません。

ブンデスリーガが生まれ変わった様に、セリエAも抜本的な改革を迫られているのかも知れませんね。

関連記事:セリエAの胸スポンサー事情/前編

版権:Udinese-Lazio: promo Lazio Style Channel YouTubeより

スポンサーリンク





One Comment

  1. Carrie
    2016年11月14日 at 10:16 PM 返信

    AFAICT you’ve coerved all the bases with this answer!