• 2019年 8月 23日

パルマ破産宣言に見るセリエAの現状

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今や海外の専門誌や国内のフットボール雑誌を読んでいても出てくるこのセリエA所属のパルマの破産宣言ですが、実際にこの破産宣言がチーム、またはリーグにどのような影響を及ぼすのでしょうか?サッカーチームにおける経営やお金に関することも絡めつつ今回の問題を詳しく追求していきたいと思います。

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初めてではなかったパルマの破産

かつて元日本代表中田英寿も所属したことがあるパルマFCは、90年代には「セブン・シスターズ」の一員として、GKジャンルイジ・ブッフォン、DFファビオ・カンナバーロ、MFフアン・セバスティアン・ベロン、FWエルナン・クレスポなど豪華な布陣を擁し一世を風靡したこともあるほど名門クラブです。

そんな名門クラブは3月19日クラブの公式サイトで破産を宣言しました

伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトによるとその負債総額は2億1844万ユーロ、日本円にしておよそ281億円にも上る負債額となっています。

そもそもパルマの破産は今回が初めてではなく、2003年には当時メインスポンサーであった乳製品の食品会社パルマラットが倒産するにあたり、パルマFCも経営難に陥りクラブは競売に掛けられています。

その後2007年にようやく買い手が見つかるも翌シーズンにはセリエBに降格。

山あり谷ありのパルマは現在もその谷の奥底に滑落してしまうことになりました。

破産に伴い影響するチーム事情とリーグとの関係性

この財政難はもちろん所属する選手やスッタフはたまた関係業者まで影響しています。

選手は昨年7月分、チーム職員は11月分から給料を受け取っておらず、税金の滞納や取引業者への未払い金はそれぞれ数千万ユーロ(数十億円)に上るとまでいわれ、2013-2014シーズンにはリーグ6位とEL(UEFAヨーロッパリーグ)圏内に入り出場権を獲得するも、所得税の納付遅延を理由にイタリアサッカー連盟はチームのUEFAライセンスを認可せずクラブのオーナーであるトンマーゾ・ギラルディは会長職の辞任とクラブの売却を表明しました。

2014年12月にはロシアの複合企業へクラブは売却されるも財政難は解消されず、破産宣言をした直近のウディネーゼ戦では試合の開催費が支払えない為延期され、以降の試合全て没収試合となり、今後対戦されるチームには自動的に勝ち点3を与えられる結末となってしまいました。

パルマはどうなってしまうの?クラブの今後の行く末

リーグでは勝ち点剥奪などの処分を敢行され断トツの最下位に沈み、今季は没収試合となってしまったパルマですが、イタリアサッカー協会のルールによれば、負債額の一部7436ユーロ(約95億円)を新たなオーナーが見つかり返済すれば、クラブはセリエBからのスタートとなると一部の現地紙が報じています。

もし負債が返済できなかった場合、アマチュアリーグのセリエDまで降格となる見通しです。

当面はセリエAのリーグ運営における総会で大きな議題となり、最終的な処置が決まるとも憶測されていますが、不正な収支報告疑惑もありイタリア警察当局を巻き込む大事となっています。

かつて輝かしい栄光を手にしていたクラブは再建を果たせるのか。

今後の動向に目が離せません。

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