• 2017年 11月 23日

チェルシー戦勝利でパリサンジェルマンが得たもの

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チャンピオンズリーグベスト16の試合で最も注目された試合の1つがパリサンジェルマン(以下PSG)VSチェルシーです。結果からいえばトータルスコア3-3でアウェイゴールの差でPSGが勝ちぬけています。PSGは昨シーズンもベスト8まで勝ち進んでいますので、勝利そのものには驚きはありませんが、その内容は驚くべきと言っても良いものでした。この勝利でPSGが得たもの、再発見したものを検証しながら、PSGの優勝の可能性を探ります。

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VSチェルシー戦

ホームでの1stレグを1-1で終えたことで、PSGは苦境に立たされた状態でした。チェスシーのホーム、スタンフォードブリッジでチェルシー相手に勝利ないしは2点以上取っての引き分けが勝利条件となります。

試合開始早々からPSGは1stレグとの違いを見せていました。中盤にゲームをコントロールできるチアゴ=モッタが復帰したことでボールをしっかりと前に運べるようになり、1stレグのような自分たちのミスでボールを失う展開が無くなりました。イブラヒモビッチが中盤に降りてきたスペースにマトゥイディが走り込む、パストーレとカバーニがポジションチェンジをするなど、高い流動性を維持しながら攻撃を組み立てていました。しかし32分にチームの中心であるイブラヒモビッチが退場となって状況が一転します。10人で長時間の戦いを強いられたPSGは、チェルシーの猛攻にさらされて、守備的に戦うことを余儀なくされます。しかし、1点を取られた後、コーナーキックからダヒド=ルイスのヘディングで追いつきます。90分を過ぎて1-1だったため延長戦に突入したあとも、一度はPKで点を取られた後、またしてもコーナーキックから今度はチアゴ=シウバが得点を決めて2-2として、勝ち抜けを決めています。

ここ一番で勝ちきれない印象があったPSGですが、欧州のエリートチームであるチェルシーを打ち破ったこの勝利は、チームにとって非常に大きなものと言えそうです。

 価値の再発見

この試合で最も大きな収穫は、ダヒド=ルイスとチアゴ=シウバという世界最高とも言われるセンターバックコンビの復活のきっかけがつかめたことでしょう。ブラジルワールドカップでの大敗などの影響もあり、今シーズンの2人は精彩を欠いていました。この試合も失点をせずに切り抜けたわけではありませんが、勝利につながる得点を上げたことと、チェルシーという難敵に対して10人で守るというミッションをクリアしたことで大きな自信を得たはずです。

もともと世界最高と言われるチアゴ=シウバはもとより、身体能力と退陣能力は非常に高いダヒド=ルイスは補完性も高いコンビです。この2人が安定感を取り戻せば、苦戦が続くリーグアンやチャンピオンズリーグでの上位争いにおいても重要な存在となります。

またもう1人、その高い価値を証明したのがチアゴ=モッタでしょう。1stレグでは中盤からゲームを組み立てることが出来なかったPSGですが、チアゴ=モッタが入ることで32分までは良好なゲームメイクを見せていました。それ以降も、守備に攻撃に奔走していたチアゴ=モッタはPSGに不可欠な存在であることを証明したと言えるでしょう。

 イブラヒモビッチからの脱却

また、もう1つ非常に大きな意味を持つ点としては、イブラヒモビッチが居ない時間帯でPSGがチェルシーに勝利をしたという点にあります。予選リーグでも、イブラヒモビッチが居ないチームはバルセロナに勝利を収めました。

イブラヒモビッチは間違いなくPSGの中心選手であり、世界でもトップクラスのFWです。しかしPSGが強豪を打ち破った試合でイブラヒモビッチが居なかったことは、イブラヒモビッチなしでもPSGが戦えることを示していると言えます。最近イブラヒモビッチの代理人がPSGでキャリアを終えることはないと発言したことや、一部識者からイブラヒモビッチが居ない方がPSGは強いという意見があることなどを考えると、この試合結果がイブラヒモビッチのクラブ内での立ち位置を変化させることになる可能性があります。

イブラヒモビッチをピッチ上の旗頭として強くなってきたPSGですが、チャンピオンズリーグでの勝利を目指していく中で袂を分かつときが近くなっているのかもしれません。

チェルシーを打ち破ったことでPSGはチャンピオンズリーグの優勝候補に躍り出ました。これ以降、レアル・バルサ・バイエルンといった強豪チームと戦っていく中で、チームがどのような戦い方を選択していくのかが注目です。その選択肢の中には、イブラヒモビッチがおらず、前線にはカバーニとパストーレが待ち構えるカウンターサッカーが選択肢にあったとしても、それは驚く事ではなくなっているのではないでしょうか。

関連記事:PSG対チェルシーなど、CLベスト16 マッチレビュー(2.17-18)

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版権: / 123RF 写真素材

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One Comment

  1. 武藤嘉紀、チェルシー移籍の是非 | FCクロコダイル
    2015年4月14日 at 8:31 AM 返信

    […] チェルシー戦勝利でパリサンジェルマンが得たもの […]